以前私の相談所の40代男性会員さんが、土日を利用してワインのスクールに通っていました。
なぜなら、彼のターゲットとする30代前半の女性がそのワイン教室にはたくさんいたからです(苦笑)。
残念ながらそこでの出会いはありませんでしたが、資格まで取ったのですから大したもの。
それから、彼はワイン好きの人が集まるパーティにちょくちょく顔を出すようになったのです。
そこには、若い女性もたくさん集まってきますし、共通の趣味を通じての出会いは親しく
なりやすいですよね。
ところが彼の話によると、そこで素敵な出会いはまったくなかったとのことでした。
それどころか、お目当ての女性に彼がお得意のワインの話をすると、最初の頃こそよく
聞いてくれるのですが、次からはよそよそしくなってくるのを何となく感じたそうです。
あなたはなぜだと思いますか?
それは、彼が豊富な知識をひけらかしてしまったからです。
共通の趣味を通じて集まっているのですから、彼女にもそれなりの知識はあるはず。
それなのに喋りすぎて、オレのほうがすごい、オレのほうが知っている、と自分の能力を誇示
することは、距離を置かれて当然じゃありませんか。
それよりも目の前の女性が「なぜワインに興味を持ったのか?」などをよく聞いて、
話の主導権を渡した方がモテるに決まっています。
どうも、彼だけじゃなく、女性の話をじっくりと聞くことが出来ない人って多いですねぇ。
どんな博識の人でも、目の前にいる女性が「なぜその分野に興味があるのか」
「なぜその考えに至ったのか」については知らないはず。
謙虚に無知であることを自覚して相手の話をきっちり聞くことがコミュニケーションの
大前提です。