人生の経験値が上がれば、男性を見る目が肥えてくる

仕事する女性

婚活している女性の中には、何人もの部下を持ち、年収も4人家族が

十分暮らしていけるだけの金額をもらっている人がいます。

社会的に見れば、成功している女性でしょう。

私は興味があって彼女たちに「自然の流れでそうなったの?」と聞いています。

そうすると、いつの間にかキャリアがランクアップしていった人も

いますが、彼女たちの多くは、若い頃から「自分はこうありたい」「こういう仕事をしたい」

と目標を持っていた人が多いのです。

ジョージ秋山さんの漫画「浮浪雲」に、

「富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登ったんです。

散歩のついでに登った人はひとりもいませんよ」という一節がありますが、

まさに彼女たちがそう。

さらに、なかには、「何年後の社会はこうなっているだろうから、それに対して需要が

ある仕事は何だろう?」と先を読んで5年、10年単位で長いスパンで

物事を見ていく人がいます。

こういう人は読みが当たれば、若くして一生分のお金を稼ぐことができるのです。

羨ましいお話なのですが、彼女たちは例外なく私生活では悩み多しでした。

というのは、仕事である程度やることをやった後に求めるものは、やはり「家族を作ること」なのです。

「結婚」も「家族を作ること」も同じことなのですが、普通は「結婚したい」と言う人がほとんどなのですが、

彼女たちはなぜか「家族を作りたい」と言います。

これからもバリバリ仕事をやるためには、家族という心の支えが必要なのでしょう。

やはり結果を出した女性というのは、「男性性」が強いのだと私は思います。

ここで、こういう方々の婚活の実態はどうかということ。

それは、社会の経験値が人一倍あるのですから、当然洞察力、勘、人を観察する力にも優れて

いて仕事には当然プラスに作用する力が、婚活の場では逆にマイナスとまでいかなくても

隅々まで見えるクリアな眼鏡を外すことはむずかしいのです。

だから、苦労する可能性大いにあり。

そんな中、短期間の婚活でご成婚していった人がずい分前にいます。

彼女は「どちらか稼いでいる方が、お金を多く出せばいいんですよ」とあっけらかんとした

ものでした。

そして、年収でターゲットを絞らず、会える人にはすべて会っていったのです。

その結果、出逢った人は、彼女と同じくらいの年収のある男性でしたから不思議なものです。

多くの人が自分と同じくらいの年収とその他条件を求めますが、彼女はそういうことにこだわりが

なかった。

そうしたら、理想の人と出逢ったなんて、これが「無欲の勝利」と言うんでしょうかね(笑)。

しかし、こういう話は稀です。例外中の例外。

頑張って結果を出してきた人は、相手に求める基準がどうしても高いのが普通なのです。

すごいキャリアを手に入れた女性は、どうしても人生の経験値が上がって

しまうために、なかなかそれに見合った男性を探そうと思えば婚活の時間は

それなりにかかるかもしれません。

けれど、求め続ければ必ず現れますから、あきらめないことが大切です。