「失恋の処方箋」

クリスマスが近づくと


「好きな人がいるんですけれど告白した方がいいですか?」


というメール相談が増えます。



基本的には、私は「告白したほうがいいですよ」


という返答をしています。



なぜなら、私は、仕事柄、


「あのとき好きだと言っていたら」


「あのときああしていたら、こうしていたら…」


という残念な気持ちを胸にしまって


長い年月を過ごしてこられた方々を


たくさん見てきているからです。



メール相談に返答するとすぐに、


「もし、断られたどうしよう」


「振られるくらいなら、このままいた方がいいのでは」


「傷つくのが怖い、とても怖い」


と、このような反論や意見が返ってきます。




それだけ人間というのは誰しも傷つくのが嫌なのです。



先日、人生を変える!「心のブレーキ」 の外し方 (石井裕之著)


を読みました。



この本で、石井氏は次のようなことを書いておられます。


あなたが勇気を奮い起して、


チャンスに対して 「YES」 と言ったとします。


しかし、残念なことに結果は惨憺たるもので、


意識で考えれば、「ああ、やめときゃよかった」 と


頭を抱えるのは当然です。


しかし、潜在意識から考えてみると、


まったく違った解釈ができます。


潜在意識的に見れば、「うまくいったかもしれない」 という


思いより、「ダメだった」 という気づきのほうが、


はるかに生産的なのです。


なぜなら、潜在意識は 「ひょっとしたら成功できたのかどうか?」


という問いの答えを求めて奔走する必要が


なくなり、次の新しいチャレンジに向けて


潜在意識のリソースをフルに活用できる、と。




石井氏はこのように潜在意識の観点から説明されていますが、


失恋は自分の内面のそれも奥深いところまで


目を向けることができます。



これは、普通の生活の中ではなかなか


自分を見つめるということをしないものなので、


滅多にないチャンスなのです。



人から好かれるようなよりよい人間になろうと


いう気持ちも生まれてきます。



そう考えると、「失恋」 は間違いなくその人を


成長させます。



それに、失恋によって失うものってなんなんでしょう?



もちろん、全財産を失うわけではないし、


履歴書に失恋〇〇回なんて、


記載することもないでしょう。



最もみんなが恐れていることは、


それによって受ける 「心の傷」 ですよね。



しかし、お話したように、


心の傷を負ったとしてもそれでも得るものがあるのです。


それは、


・潜在意識の観点からと


・自分の心に目がいくこと


それによって自分が成長することですよね。



失恋することを恐れて何もしなかった・・・。



これって、ずっと後まで心に残ります。


「あのときああすればよかった。こうすればよかった…」


こういう思いを胸の奥にしまい込んで、


生きるのもけっこう辛いものがあるかもしれません。



そう考えれば、そんなに過剰なまでに


失恋を恐れることはないと思いませんか。

 

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