幸せカップルにヒビが入る「悪しき習慣」 パート1

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多くの人は「幸せなカップルはケンカしない」と思いがちです。

もちろん、相談所で出会ってご成婚まで至ったカップルは初期の段階から

怒鳴り合いのケンカは、まさかないでしょう。

しかし、相談所ではご成婚が決まるとすぐに新生活へと向かって動き出していきます。

まずは、儀式を通過しなければなりません。

婚約指輪・結婚指輪の購入、お互いの親御さんへのご挨拶、ご両家顔合わせ、

新居探し、新居の契約、家電購入、家具購入、新居への引っ越しなど、ざっと

書き出してみてもこれだけあるのです。 しかも短時間でやらなくてはならないことばかり。

お金もたくさんかかります。

そうなると、否が応でもお互いに行き違いが起こったり、不機嫌になったり、ケンカが

おこったりします。

が、ここで右往左往してはいけません。

二人の本当のおつき合いが始まったのです。 その意味でこれからが勝負!

もちろんお互いのすべての望みを叶えることは不可能でしょう。

でも、それは問題ではありません。

やってはいけないことの一番は、意見が合わないことではなく、話しにくい内容の会話を避け、

自分の感情を無視すること。

それなのに、ケンカは「二人の仲がうまくいっていないサイン」だと思ってしまうカップルが多いのです。

それゆえ、こういった行き違いに目をつぶってしまう傾向があります。

しかし、怒りや不満は決して愛の反対にあるものではないことを覚えておくべき。

それでは、どうしたらいいのでしょうか?

それは、お互いの考えや望みを正直に話し合うこと。

これがとても重要です。

二人に生じる様々なトラブルは、自分自身を磨くチャンス、自分の知らなかった一面を

知るチャンスなのです。

それには、相手に嫌われるのではないかという恐れから、自分の気持ちをおさえ、我慢して

しまう傾向を変化させること。

すなわち、自分の気持ちを上手に相手に伝えることで「自己表現」の面を成長させることができます。

ケンカしながら、すれ違いながら、その度にお互いに向き合うのです。

このように、良いパートナーシップは築くには時間がかかるもの。

忍耐力が要求されます。

その努力の上に、お互いに居心地の良い関係になっていくのです。

最初からピッタリ合ったカップルなんて存在するのでしょうか。