昔、ご成婚退会されていった30代後半の男性会員さん。
ご入会時のお話では、「女性とのおつき合い皆無に近い」と仰っていました。
それで、私にいろいろ教えてほしいというわけだったのです。
彼曰く「女性とうまく話せない。自信がない」と。
とにかく、結婚相談所の門を叩くまで何年も行きつ戻りつを繰り返した末、
ありったけの勇気を振り絞って入会を決意したとのこと。
そんな彼ですが、意外とスイスイと婚活の波に乗ることができたのです。
お見合いした女性から「またお会いしたい」と、良いお返事をいただくことが
多かったのですから。
ということは、彼が勝手に「自分はモテない男」とラベルを貼っていたということです。
事実はまったく違っていたというのに(苦笑)。
現に、当時おつき合いしていた方の誕生日祝いの話をしていた時、
私が「貴金属のプレゼントはやめた方がよい」と釘を刺したのです。
そうしたら、おつき合い歴皆無のはずの彼が、「わかっています。花束がいいですよね!」と
言うじゃありませんか。
私がアドバイスをする前に花屋さんに花束を予約したとか。
その選び方もまたニクイ。 初めて会った時彼女の着ていたお洋服の色を選んだそうですよ。
もぅーーーーっ、ウソばっかり! 彼は女性の喜ぶことを良く知っているじゃありませんかぁ(笑)。
要するに、彼はもともとコミュニケーション力があったということです。
そのうえ私のアドバイスを良く聞き、それを実行する「素直さ」を持った方だったのです。
それにしても、婚活を始める前の自信のなさは何だったんでしょうか(笑)。
ちっとも、そんなことなかったのに。
そう考えると、マイナスの思い込みが強いと、一歩も足が前に出なくなるということですね。