ルックスがいいし、身長もあるから何を着ても見映えがする男性がいます。
こういう男性は、性格も何もわからない段階では、かなりの確率で次のおつき合いと
いうステップにいけるのです。
しかし、おつき合いの段階で物をいうのは「コミュニケーション力」。
映画に行っても「面白かったのか、そうじゃなかったのか」、食事をしても「美味しいのか、
そうじゃないのか」、いまいちわからない。
つまり、言葉が少なすぎる男性がいます。
そうなると、女性の方が気を遣うのが大体のパターン。
多くの女性は、他人との和とか共感を大事にしますから、サービス精神旺盛なのです。
それで、次から次へと話題を提供して、しまいには疲れ果ててしまうのです。
私の若い頃、「男は黙ってサッポロビール」というCMがありました。
後ろ姿に哀愁を感じさせる亡き俳優の高倉健さんが、グビッとビールを飲むCMが
ヒットした時代があったのです。
その時代は、男は寡黙な方がよいという社会の刷り込みがありました。
こういう時代に生まれていたら、言葉少なくても何とかやっていけたかもしれません。
けれど、時代は平成27年。
高倉健さんのCMがはやった時代は昭和です。
特に婚活の場では、言葉で自分を表現することが要求されているのです。
ということは、「コミュニケーション力」が乏しい男性は婚活の舞台から淘汰されるっていうこと。
相手とポンポンとキャッチボールが出来なくてもいいから、美味しいものを食べたら
「美味しい」と言ってほしいし、映画を観たら一言感想を言ってほしい。
もし、あなたが「ありのままの自分でいい」なんて思っていたら、よほど運命の相手に
出会わない限り、振られ続けることになる可能性大なのです。
そう考えると、「ありのままの自分でいい」なんてはずないですよね。