「アイコンタクト」が大の苦手なあなたへ

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お顔も素敵だし、お人柄もいいし、話題だって豊富なのに、

たった一つだけ「これさえ出来れば!」という人がいます。

その「これさえ!」が何かというと、【アイコンタクト】です。

圧倒的に男性に多いのですが、お見合いの席で伏し目がちになってしまうんですよね。

座る位置もテーブルを挟んで真正面になりますから、顔を上げたらお相手の顔が当然

ながらすぐ近くにあるわけです。

ですから、ますますドギマギして、相手の目をまともに見ることができない・・・。

その結果、まるでテーブルに向かって話しているようになってしまうのです(苦笑)。

シャイな性格からなのでしょうが、これは決して相手に好印象を与えません。

せっかくのあなたのやる気やお人柄が相手に伝わらないで終わってしまうのです。

何ともったいない。

ここで、心理学でこんな実験があります。

J.ケラーマン博士は実験参加者の二人を一組にして近くに座らせました。

二人はお互いに会話をしてはいけません。

そして、参加者は「相手のまばたきを数えてほしい」と言われます。

その結果、被験者はお互いに愛情を感じるようになり、

しかも尊敬の念まで感じるようになったのだそうです。

つまり、アイコンタクトが増えれば、それによって相手の魅力が

高まるということですね。

また、一分間に32秒程度のアイコンタクトが相手に快適な印象を与える

との実験結果も出ています。

これらの結果からも、やはり相手の目を見つめるというのは大切なのです。

しかし、いくらアイコンタクトが大事だからと言って、急に出来るようには

ならないですよね。

そこで、あなたには次のことを試してみてください。

・ 「いったい、この人は打ち合わせの間に何回瞬きをするのだろう?」

と関心を持って、相手のまばたきを数える

(これっ、出来そうな感じがしませんか!)

・ 「この人はどれくらい目と目が離れているのかな?」

と相手の両目と鼻を結んだ三角形をぼ~っと見る

・ 「相手の瞳に映る自分の顔をみてみよう」と相手の瞳に注目する

などなど。

視線を向けられると嬉しくなるのが人の心理なのです。

あなたがテーブルに向かって話している人なら、毎回数センチずつでも顔を

上に持っていくように意識してみませんか。 少しずつ実行してみることです。

もちろん、あなたの目標は「お相手が何回瞬きをするのだろうか?」と、

お相手の目を見ることです。

そこまでいけば、「アイコンタクト作戦」大成功ですよ!

(参考文献 「心理戦で必ず勝てる人たらし魔術」内藤 誼人著 )