私が仲人になりたての頃、男性会員さんの結婚が決まりました。
早速彼女のご両親にご挨拶に伺ったのですが、その時の彼のマナーが
なっていなくて、”挨拶もろくに出来ない男性”と眉をひそめられてしまったのです。
彼がやってしまったこととは、
・ 玄関先でもごもごと、「結婚のご挨拶に参りました」と
・ きちんと、「○○さんと結婚させていただけないでしょうか」とご挨拶がなかった
・ 手土産も近所のお店で買ったもので、のし紙がなかった
(のし紙は紅白の蝶結びの水引が印刷されたものを使う)
などが、彼女の仲人さんから私に報告があったことでした。
もちろん、これで破談になったわけではなく、無事に結婚して現在では
二児の父になり幸せに暮らしていますよ。
私はこの話を聞いたとき、ご成婚までで終わりではなく、その後のご挨拶まで
指導していこうと思ったのです。
内容としては、
・ 手土産の選び方
・ のし紙の選び方
・ 当日の服装について
・ 玄関先のご挨拶
・ 本番のご挨拶 (○○さんと結婚させていただけないでしょうか)
・ 結婚のお願いのときは座布団をはずすこと
などなど。
こういうことは、初めての経験の人が大部分なのですから戸惑って当たり前なのです。
以前、私の相談所の会員さんが、女性のご両親にお会いするご挨拶を
私のオフィスで特訓しました。
そして、当日、準備万端の彼が彼女の家に到着。
そうしたら、彼の顔を見るなり、ご両親が「よく来たね~」と満面の笑み。
「さあさあ、食事に行こう♪」と彼を車の奥に押し込み、家族5人が一台の車に
ギューギューになって賑やかに予約してあるレストランに向かったとのこと。
せっかくの特訓も出番がなかったわけですが、彼は大歓迎されたってことですね。
過去にそんなこともありましたっけ。
これから結婚するあなたは、ご両親への結婚のお願いのお作法を特訓した方が
いいに決まっていますよーーーーっ。