「人それぞれの価値観・・・」

私は、18才になったときの初体験は、


「パチンコ屋に入ったこと」


でした。



時代は昭和40年代。



商店街に小さなパチンコ屋がありました。




その前を通ると、床がキシキシ鳴りそうな板張りで、レトロな感じがして、


何とも言えないポッとしたぬくもりを感じさせる


雰囲気がありました。



そう、「三丁目の夕日」 に出てくるような


世界です。



中に入ると、お父さんの膝に子供がチョコンと


お座りしていて、一緒にハンドルをはじいている


といった、のどかな時代でした。



あれから何十年も時が流れて、



今のパチンコ屋さんの変わりようはすごい!


トイレなんて、私が行くところは広くて、いつもピッカピッカ。


雑誌で読んだことがありますが、


オール大理石なんてところもあるみたい。



私はというと、一時期 ヨン様の「冬のソナタ」 という台に


ハマリました。



ヨーモニ~♪ やっと会えたね。  



ヨン様のお声聞きたさに


けっこう打ち込みました。



しかし、今のパチンコって


30分で諭吉様お一人 さ、さようなら~ ですからね。


こわいですよ~~。



さて、そこで顔見知りになった20代のOL風の女性。



何回と隣同士で打つうちに話すようになったのですが、


彼女の彼氏は、パチプロだそうです。



毎月安定した収支を稼ぎ出すなかなかの凄腕のプロだとか。



彼女は、普通の会社にお勤めのOLで、彼とは友人の


紹介で知り合ったとのことです。



最初は、自分の彼がパチプロだということを、


人にけっして言えなかったそうです。



しかし、毎月ある程度の収入を稼ぐということは、


パチンコ台の研究、データの収集、複数のパチンコ店の情報収集が


毎日必要であり、毎日勉強と創意工夫が必要なんだそう。



さらに、あのタバコの煙の充満する空気の悪い中で


長時間打つということで、体調の管理も大変です。



彼女は、そういう姿を見ていたら、彼の見方が変わったということです。


今じゃ彼を見守り、応援していると、彼女は言います。



確かに、こういう生活は世間一般ウケする


生き方ではないかもしれません。



しかし、生活できる収入が稼げるのならば、


それも仕事と言いきっても不思議じゃないと私は思います。



彼女の話を聞きながら、


昔勤めていた同僚の話を思い出しました。



彼女は、バンドのドラマーと長年付き合っていましたが、


一か月20日以上、ステージで演奏しても


収入が10万円そこそこなのだそうです。



しかし、そんな貧乏な生活に耐えていても


彼には叶えたい夢があったはずです。



そんな彼に彼女は、


「これじゃ食べていけないから、サラリーマンになって」


と彼にお願いしたら、


大ゲンカになり別れ話を切り出されたそうです。




「自分の好きになった人の価値観を認める」


「生き方を否定しないこと…」



誰しも、言葉上はわかっていることですけれど、


そこには何とも言えない心の葛藤があるのかもしれない・・・。



それでも、人それぞれの価値観を認められる


器の大きさを持ちたいと思う


今日この頃の私です。

オフィス悠のHPも見てくださいね☆

  ↓  ↓  ↓  ↓

神奈川(横浜)東京の結婚相談所「オフィス悠」