お見合いから交際に進み、何回か付き合っていると、趣味や自分たちの生い立ち
などの過去の話だけでは会話の種が尽きてしまいます。
二人でいると楽しくて、とても居心地がいいのだけれど、何か物足りなさを感じる・・・
そんな時期が必ず訪れます。
実はここからが本当の二人の交際が始まるのです。
この段階での儀式として「真剣交際宣言」を行います。
ズバリ、「あなたが好き。結婚前提としたお付き合いをしたい」と
相手に伝えること。
言葉にして想いを伝えることで、はじめて恋人どうしになれるのです。
いつまでも「愛情表現」をしないと、なかなか恋人関係には発展していかないのです。
愛情を確かめ合ってこそ、二人の愛の物語がはじまっていきます。 いままでは、序章。
ここからが恋愛物語のはじまり、はじまり。
私が仲人になった17年前は、結婚前提の結婚相談所なんだから
お付き合いが続いていること自体が結婚するという暗黙の了解がありました。
ところが、どちらかが土壇場で「結婚するだけの決め手がない」と言い出し、
お付き合いが終わるケースもあったのです。
こういうことは、きちんと真剣交際宣言をしていれば、避けられたことかもしれません。
というのは、宣言をすることは、相手への愛情表現だけではなく、自分への約束と確認の
意味でもあります。
自分自身で決めたことは、それを最後まで貫こうという意志が働くものです。
これが、とても大事なこと。
ですから、結婚相談所でもどこでも「真剣交際宣言」は大事な儀式なのです。
残念ながら、この段階で盛り上がらないカップルは、新たな出会いを求めた方がよいでしょう。