お見合いのときに誰もが恐れるのは、シーーーンとした沈黙。
そして沈黙を恐れるあまりに、矢継ぎ早に質問してしまうあなた。
相手はあなたの質問に答えようとしているのですが、緊張のため言葉に詰まっています。
シーンとした沈黙が流れます。時間にしてほんの数秒なのですが。
あなたは、相手の沈黙に耐えられなくて次の質問をしてしまいます。
その結果、相手の話すタイミングを完全に邪魔してしまっているのです。
ですから、もう少し待ってあげたらいいのです。
同じ沈黙でも、「言葉につまること」と「話す気がないこと」は、似て非なるもの。
相手の態度を見れば、この二つのどちらかということはわかるはず。
結婚前提の結婚相談所のお見合いですから、まず「話す気がない人」はいないでしょう。
ただ、初対面の相手だと緊張してしまい、質問されたらすぐに返答ができなかったり、
質問に対して話題を膨らませられなかったりします。
テニスに例えるならば、会話のラリーが続かないというわけ。
相手が言葉につまっているなら、ドギマギ焦って話そうとしなくても、
ゆっくりと相手の言葉を待ってあげるという姿勢が必要になってきます。
それから、もしかして、質問したあと、相手の答えを待つときに「早くして~~」という雰囲気を
放っていませんか?
そんな雰囲気を感じると、相手はますます口が重くなります。
そういうときには、にこやかに笑みをたたえて、余裕がある表情を見せるようにしたいもの。
実際にはむずかしいですが、これも婚活していく上で身につけたいこと。
それほど、相手の言葉を待つことは、会話を盛り上げる重要な要素の一つなのです。
それでも、話が続かない、もうダメ、どうしよう・・・と思うなら、相手に失礼の
ないように、きちんと礼を尽くして、早目にお見合いを終わらせることも仕方の
ないことでしょう。