とある匿名投稿サイトで、40代独身男性の切実な思いが投稿されていました。
内容は、最近立て続けに肉親や知人を失い、自分も出会いよりも別れの方が
多い人生のゾーンに突入してきたとつくづく感じたそうです。
しかし、自分にはパートナーがいない。 いままで独身であることを自ら選んで
きたのだから当たり前のこと。
いままで両親がいたから寂しさを感じたこともなかったし、仕事も面白かったし、
人生の本質である「どう生きたいのか?」を考えたことがなかったと書いてあります。
そして、初めて「人間は年をとる存在である」という当たり前のことに気がついたとのこと。
自分が年をとったとき、果たして独りでやっていけるかどうか。
人生のパートナーもいなくて、子供もいなくて・・・。
「そんな環境に耐えられるかと考えると恐ろしくなった」と。
最後に文は「1年後に結婚することに決めた!」と力強く締めくくってありました。
彼じゃなくても多くの人が、「人間は年をとる存在である」という、この当たり前の
ことを忘れているのです。
これに気づいたときには、40歳を越えていることが多いのが現実でしょう。
それで、「時すでに遅し」と落胆する人が少なくないのです。
しかし、そこから自分の未来を考えて行動を起こすしかありません。
「やっぱり、自分はパートナーと一緒の人生を歩みたい」と思えば、それに
向かって行動していくほかないのです。
ここまできても、年をとりすぎているの、世間体がどうのこうのと訳のわからない
ことを言う人もいます。 きっと不安感からこういうことを言うのでしょうけれど。
ま、人生いろいろ。
パートナーと一緒の人生を選ぶのか、寂しいけれど独りで気楽な人生を
選ぶのかは、その人次第。
もっとも、パートナーがいたって、寂しさから逃れられるわけではない。
どちらを選んでもその人の尊い人生には違いないのです。