相手の沈黙に慌てない

質問したのに、相手が黙り込んでしまう・・・。

その間、バカなこと聞いてしまったのかなと、焦ります。

お見合いの席では、ぎこちないながら言葉のキャッチボールが成り立つという

前提がありますから、あまりに相手の反応がないと、たいてい弾まないお見合いに

なってしまいます。

しかし、相手があなたの質問に誠実にじっくり考えてから答えを出そうとしているのかも

しれないのです。

現に、あなたが沈黙に耐えられずに、あわてて次の質問をしようとしたところへ

「そうですね・・・」と相手がしゃべり出す。

当然、相手の言葉を遮ってしまうのです。

それで、また慌ててしまい、何てフィーリングが合わない人なんだ・・・と

心の中であなたはつぶやく。

ここで、ちょっと視点を変えてみてください。

そもそも間が怖いのは自分の問題。 相手には関係のないこと。

もし、相手もあなたと同じで間を怖がっているとしたら、これは何とかしないとなりません。

けれど、実際は、自分で自分の恐怖心から逃れるために、次の質問を投げかけて

いるだけかもしれないのです。

ですから、沈黙が長い人だなと感じたら、「この人は、今一生懸命に考えをまとめているんだ」

「自分の気持ちを表現するために言葉を探しているんだ」と考えてみてください。

そうしたら、長い沈黙も以前ほどの恐怖を感じなくなります。

それとともに、ストレスもかなり軽減されるはず。

現に、打てば響くように質問に答える人と、じっくり考えてから答える人と

いるのですから。

あなたが出会う人は前者ばかりではないのです。