先日、友人のM子ちゃんから聞いたお話です。
彼女には、半年ぐらい交際している彼がいます。
結婚してもいいかなと思うのですが、いまひとつ
彼との距離感が縮まらないと不安そうに言います。
誕生日がくれば、とうとう三十路。
「お見合いでもしてみようかな」 などと言いだして、
少し焦り気味のようです。
さて、彼女の話によると先日のデートは、
いつになく彼のテンションが高かったとのこと。
今までに、あまり仕事の話などはしなかった彼が、
その日は仕事のことばかり話したそうです。
どういう話だったかというと、
・自分の書いた企画書が認められて、いつもきびしい
上司から褒められたとのこと
・プロジェクトのメンバーに選ばれたこと
そのプロジェクトの内容は～～～～～～～～～～～～と
熱弁をふるったそうです。
私が、「彼を思いっきり褒めてあげた？」 と聞くと、
彼女から返ってきたのは意外な言葉。
自分の知らない専門的な分野のことで面白くなかったし、
黙って聞いてた、とのことでした。
私は、思わず言ってしまいました。
「M子ちゃん、もう少し男性の心理というものを理解しないと
彼との距離が深まっていかないのよ」 と。
彼は、彼女に何をアピールしたかったかと言うと、
「どうよ。 俺ってなかなかやるでしょう」
「俺ってけっこう仕事頑張っているんだよ」
「俺って大した男でしょう（ちょっとオーバーかな）」
ということです。
女性は、「好きだ」 「愛している」 「綺麗だ」 「可愛い」 などと
褒められるとうれしいものですが、
男性にはあまり当てはまりません。
もちろん、「カッコいい」 と言われればうれしいのですが、
ちょっと違います。
では、一体なんなのでしょうか？
それは、社会を生きる一人の男としての
実力をきちんと認めてほしいことです。
単純に言えば、
「仕事ができる」 「頭がいい」 「男らしい」 など
そういう部分を見つけて褒めてあげること。
だから、M子ちゃんの場合なら、
専門的な話で面白くないと思っても、
このような男性の心理をわかっていたなら、
「やったね！ さすが私の彼氏だよ！！」
という言葉が出てきたはずです。
彼との距離感を大きく縮めるチャンスだったのですがねぇ・・・。
その後、さらに、
「仕事がきついと言っていたけれど、
何だかんだ言っても、努力していたの分かっていたよ」
「あなたは頭がいいし、やれると信じていたよ」
と、こういう風に心から褒めると、
彼は、あなたのことを 「自分の味方」 と
して感じ、大事にしようと思うものなのです。
彼に、「こいつは本当に俺の味方だなぁ」って、
思わせることがポイントです。
人は自分のことを認めてくれたり、
分かってくれる人に対して、
心を許していきます。
そして、プロジェクトが終わったら豪勢な 「お疲れパーティー」 を
彼にプレゼントするともう完璧。
このように、どのようにしたら男性が喜ぶのかを
知っておくことは、コミュニケーションを深めるためには
大事なことです。
そうすることが、2人が上手くいく秘訣なのですから・・・。
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