こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
以前、知人からこんな話を聞きました。
それは、結婚した息子さん夫婦の仲に暗雲が垂れ込めてきたというのです。
確か30歳になったばかりの息子さんは大恋愛で結婚して2年目。私はますますアツアツだとばかり思っていました。
その気になる理由ですが、何でも奥さんがあまり料理をしない人なんだそうです。彼女がフルタイムの仕事を持っていることもありますが、とにかく出来合いのおかずが多いのだとか。
あるとき、彼が会社から帰ってきたら「はい、どうぞ」とカップラーメンを出されて愕然としたなんてことがあったそうです。
そんなこんなで彼は結婚生活を持続させることに意味を見出せなくなりました。
それで、早くも夫婦仲が冷めつつあったのです。
そこにコロナ禍になり、会社の勤務がリモートワーク中心になりました。それからです。彼らの生活に変化が訪れたのは。
それは、彼が料理に目覚めたのでした。最初は簡単なものしか作れなかったのですが、何事も凝り性の彼のこと。
今では煮物、焼き物、オーブン料理となんでもこいだそうです。出来上がったものを二人で食べると、ちょっと味が濃いだの美味しいだの会話が弾むこと、弾むこと。
奥さんも彼を手伝うようになって二人で台所に立つことも多くなりました。心配していた夫婦の危機を脱出できそうです。
やはり、昔から言われている「愛情は胃袋から」って真実ですねぇ。
確かに料理は掃除、洗濯と同じ実務ですが、料理だけは違います。
それは、”温かみ”や”安らぎ”といった心理的なものがプラスされているからです。
結婚した後というのは、イタリアンやフレンチレストランにもめったに行きません。あるのは毎日の”お家ご飯”です。
そのご飯こそ、家庭の味。
だから、結婚生活でお家ご飯が美味しいことと、それを一緒に食べることが夫婦円満に秘訣なのではないでしょうか。
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