こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
以前ご成婚されたA子さん(40代前半)は、大学卒業以来勤務している会社で管理職をしていました。
年収は600万以上、ローンが残っているとはいえ自己所有マンションあり。
年収がいい女性は相手にも同等かそれ以上を求める傾向が多々あって婚活に苦戦する場合が多いんです。それは年収の高い男性は自分より年齢が若い女性を求めるから。言わずと知れたことですよね。
しかしA子さんは、”二人で稼げばいい”と相手の年収にあまりこだわりがなかったのです。だから、年収500万円代、同年齢の男性とのお見合いが結構組めたのでした。
ところが、お見合いを何回もすれど決まらないどころか、相手からお断りされることも少なくなかったのです。
断っておきますが、彼女の性格は自分本位ではなく、相手の立場になって物事を考えられる人でした。
それなのに、なぜ?と、私は頭を抱えていたのです。
たまたま前にお見合いした男性が知り合いの仲人さんの会員さんだったので断られた理由を聞くことができました。
そうしたら、居酒屋デートの帰り道、ご馳走したはずのお金の半額を男性のポケットにねじ込んできたというのです。「給料前なんだから無理しないで」と言いながら。
大した金額ではないのにキチッと割り勘にする彼女に彼曰く「僕の安月給気にしてくれたのか。。。」と。
彼女の気遣いを有難く思う反面、彼としては自尊心を下げられたような感情になってしまったようです。
さらに、重い荷物を持っている彼女を助けたくても「大丈夫!自分で持てます」とピシっと言われてしまいました。そして、何かしてあげようと思っても”大丈夫です!”と隙のない態度に彼女と親しい関係を育む気持ちが萎えてしまったとのこと。
私は、なるほど!と彼女がお断りされる理由がなんとなくわかりました。
そう、彼女は何でも自分でやってしまう「自己完結女性」だったのです。
こういう女性は男性からみたら何かを助けたくてもその機会を与えてもくれない”隙なし女性”に思われてしまいます。自分は彼女にとって必要のない人間なんだと。
そこで私は彼女を呼んでカウンセリングをしたのは言うまでもありません。
そこでわかったことは、婚活以前に付き合った男性は何でもかんでも甘えてくる男性が多かったとのこと。
べたっと頼ってくる相手につい尽くしてしまっていい関係を築けなかったのです。
彼女曰く「私は3人姉妹の一番上。親から妹たちを面倒を見ることを求められてきた。だから、自分のことより人のお世話をすることがいつの間にか自然になってしまった」と。
さらに、学校卒業と同時に一人暮らしを始めて、気がつけばほとんどのことは自分でできるようになってしまったとのこと。なんでも自分で判断して自分で決めてという具合。
そんな彼女だからこそ管理職まで任せられるようになったのでしょう。
けれど、結婚相手探しは彼女みたいな女性は苦戦します。なぜなら、男性は女性の人生において必要とされたい”頼られたい願望”があるからです。
だから私が彼女にアドバイスしたことは、まず、「大丈夫!」ではなく「ありがとう」と言葉を変えること。
小さいことでもお願いすること。
なぜ今までべったり甘えてくる男性ばかりご縁があったのかを理解した彼女は、少しずつですが変わっていきました。
そして一年後、同年齢の男性とご成婚していったのです。
その頃には、「ありがとう」という言葉が自然に出てくる女性になりました。
少しずつ変化していった自分自身に「なんだか、この方が居心地がいいじゃん」と。
(記事は実話ですが、脚色してあります)
ズーム、スカイプを使ってのオンライン相談を行っております。
お問い合わせ、ご相談は、お気軽にこちらへ
500人以上が効果を実感した『運命の人に出逢うための婚活ワーク』はこちら
『運命の人に出逢うための婚活ワーク』オンライン版はこちら
仲人鴫原についてはこちら