島津製作所の田中さんがノーベル賞を受賞した年のことでした。
ある男性から私の相談所に 「話を伺いたい」 とメールを
いただきました。
やってきた彼は、年は30代後半、職業はある会社の研究職で
風貌が田中さんによく似ているのでビックリしました。
そのことを言うと、職場で同僚に 「イヨッ! 有名人」 と
声をかけられるそうです。
彼は、男ばかりの3人兄弟の末っ子。
高校から男子校で、大学は理系で女性は数名しか
いなかったとのことです。
研究に没頭して、気がついたら30代後半。
「このままでも悪くない人生かな」 と思い始めていた矢先に、
夢を見たそうです。
その夢とは、
彼が棺桶に横たわっている夢で、
周りに親戚一同が集まっていて、皆が口ぐちに言っているそうです。
「とうとう結婚しないで逝っちゃったね。
どこかダメなところでもあったんじゃないか」
夢から覚めて、「そんな風に思われるのがシャクだから、
結婚しようかな」 と思ったと笑いながら話されています。
話も楽しいし、いままでどうして出会いがなかったの?
と思わせる人です。
そのことを彼に聞くと、会社に気になる人が何人かいたが、
声をかけようと思うと 「俺なんかが声をかけて迷惑かも知れない」
とか 「綺麗な人だから、相手がいるよな。 きっと」 などと
考えがグルグル回りになってしまい、ついに声をかけられずに
そのうちにみんな寿退社をしていったそうです。
私が思うに、
基本的に 「シャイ」 なのですね。
職業柄、私はいろいろな方とお会いしていますが、
こういう方って、けっこう多いです。
シャイなのを自覚して、そこから一歩を踏み出すことは
なかなか勇気がいることなのです。
しかし、その一歩を踏み出さなければ、何も変わりません。
「果報は寝て待て」 と言いますが、特に適齢期を過ぎた
恋愛は待っていてもこないことが多いのが現実です。
さて、彼が入会して一年目。
6歳年下の素敵な女性とめでたく成婚しました。
今では、マシュマロみたいな可愛いお譲ちゃん3人の
お父さんです。
先日は、幼稚園の運動会で若いお父さんたちと一緒に
かけっこを頑張ったそうです。
幸せになってよかったですね。
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