あなたの気持ちを伝えるには「アイ・メッセージ」で

こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。

私は、仕事柄、結婚相談の他、様々な恋愛相談も受けています。

その中で、こんな相談がありました。

それは、付き合っている彼が待ち合わせ時間に5分位遅れてくることが多くて、彼女はそれを我慢していたそうです。先日、連絡なしで10分遅れて到着した彼。ハァハァしながら駆けつけた彼に対して、「遅いじゃない!何でいつも遅刻してくるのよ!!」声を荒げてしまった彼女。

そうしたら、彼が反撃してきました。「『いつも』って、何なんだい!? まるで遅刻魔みたいな言い方して!」と。

その場で言い合いになってしまったそうです。彼女の今まで我慢していた感情の蓋が外れてしまったのでした。

 

この話を聞いたとき、私の相談所であった同じような出来事を思い出しました。

それは遅刻することが多い男性が、女性に「あなたはいつも時間に遅れている。私はそんなルーズな人と付き合えない」とその場で交際終了を告げられてしまったのです。

せっかくいいお付き合いに発展していたというのに、彼女の怒りが爆発してしまったのでした。

共通点はデートに遅刻することが多い男性と彼をじっと待っている女性という図です。そして、どちらの女性も我慢していました。

 

私はこういう話を聞くたびに、「こういうルーズな男性はお断り!」となる前に、なぜ自分の気持ちを彼に伝えなかったのだろうと思ってしまうのです。

相談してきた彼女は、私が我慢すればその場は丸く収まるし、気持ちを伝えるってどういうことなのか分からないと言います。

そこで、男女の関係には必要な我慢とそうじゃない我慢があるという話をしました。彼女の場合は当然後者です。

 

考えてみれば、怒りの背景には、原因となるものがあったはず。

それは、「不安、ストレス、痛み、悲しみ、苦痛、寂しさ、不安、弱さ、絶望、悲観」などです。

人はそれらに対して怒りを感じるものなので、引き金になっている感情を探すことが大事。

例えば、デパートで迷子になった自分の子供を見つけたお母さんが、その子供に向かって「何をやっていたの、お前は!」と怒っているのを見かけます。そのお母さんは最初から怒っていたでしょうか?迷子になっていた我が子を見つけた瞬間、「子供が無事でよかった」という「安心」の感情が発生したのです。その前の感情は「心配」と「不安」です。その後、ジワジワと「怒り」の感情が湧いてきました。

彼女の場合は、怒る前の感情は「不安」、「ストレス」、「心配」、「痛み」です。

それがわかったなら、今度はこんなふうに感情を彼に伝えていくのです。

「私、待つの大変だから、時間通りに来てくれるとすごく嬉しい」

「私、あなたに何かあったのではないかと心配なの。だから時間通りに来てくれるとすごく嬉しい」

伝え方で印象が柔らかくなるだけでなく、より「辛い」という気持ちが伝わり、効果的なのです。さらに相手にとっては「お願い」されている印象も強まるのです。

 

この言い方を、心理学用語で「アイ・メッセージ」と言います。

あなたは、交際中、相手の行動で何か我慢していることはないですか?

そうだったとしたら、怒りが爆発しない前に、きちんと感情を伝えることが大事。

もちろん、「アイ・メッセージ」で。

 

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