ご成婚者(男性)が語る婚活がうまくいかなかった理由

こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。

先日何年かぶりにご成婚者と電話でお話ししました。婚活を卒業して5年以上なるのに、時々真夏の土日に汗をタラタラ流しながらスーツを着てお見合いしていたのを思い出すそうです。彼にとって強烈な思い出なのでしょう。

彼は当時38歳。大手の結婚情報サービスを経て私の相談所に入会しました。彼は「婚活して4年も経つのにどうして決まらないんだろう」と私に嘆くのです。特に友人の結婚式に招かれたときは心から祝福しなければならないのに、「何で自分は結婚できないんだろう」と情けない気持ちになるそうです。

だから、「何がなんでも結婚したい!」という決意がますます強くなったとのこと。

そんな彼は、身長は175cm、年収600万円以上、大卒。ルックスも男らしい。だからお見合いはあるのです。そのうえパーティにも熱心に参加していました。

それなのに、それなのに、「なぜ、決まらない!」。

ま、すべてが整っていてもなぜかご縁が遠い人もいますからね。

 

しかし、私は婚活し始めた彼の行動を見て、なぜ結婚できないのかがわかったのです。

それは、長い間婚活していて焦りが出てくると、「次の出会いこそは!」と気合いが入ってしまうのです。婚活というのは、気合いがないと相手に伝わってしまいます。けれど、気合いが入り過ぎると今度は相手に引かれてしまうのです。このバランスが、むずかしい。

彼は「自分はがっつきすぎていた」と分析しています。妻と子供がいる今の立ち位置から見ると、当時は目的を達成したいあまり、肝心の目の前の相手が見えていなかったと振り返るのです。

相手が好みのタイプだと、お茶一杯で2時間以上も引き延ばしたり。お相手の顔に疲れが見えているのに、それを無視して自分ばかり話し過ぎたり。途中でケーキを勧めることすら気がつきませんでした。

「何とか交際に漕ぎつけたい」と前のめりになって相手が見えていない。そういう彼の姿は相手にどう映ったでしょうか。

そう、「一生懸命なのはわかるけれど、いっぱいいっぱいな残念な人」です。

女性は急に距離感を縮めてくる相手に対して、よほど心が動く相手じゃないと引いてしまうのです。そんなことを繰り返していた彼でした。

 

婚活中彼はよく私のオフィスにカウンセリングに来ました。「もしかしたら一生結婚できないかもしれない・・・」といつも不安にさいなまれていたのです。それをカウンセリングで全部吐き出すことによって次に進んでいきました。

そして悪いところは改善して、お見合いに臨んでいったのです。そうはいっても、急に人間は変われません。でも、彼はその都度自分の行動を振り返りながら行動を止めなかったのは立派でした。

私の相談所での彼の婚活は約2年。彼は気分転換も兼ねてよく地方にお見合いに行っていました。見知らぬ土地の美味しいものに舌鼓を打ったり、ただ海をながめていたり。そんなことが自分自身を見つめるいい機会になったようです。

 

やがて、いい交際に発展することが多くなりました。やっと運が巡ってきたのです。やはり、『準備ができたとき、結婚相手が現れる』って本当です!

彼は「凹むこと数知れず。でも、あきらめないでよかった」と言います。今では可愛いお子さんが2人います。彼のことを理解してくれる素敵な奥さんがいて幸せそのものです。

(自分の体験が婚活している人のお役になればとブログ掲載の許可をいただいています。彼から婚活しているあなたに「頑張ってください!」とメッセージをいただきました)

 

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