屋根部屋のネコ

2003年韓国ドラマ 全16話

主演 キム・レウォン

    チョン・ダビン


韓国インターネット小説のドラマ化番組。


ジョンウンはただいま就職浪人中。


彼女はアルバイトでお金を貯めて一人暮らしを計画。


家族が地方へ引っ越すが、それを機にソウルへ残って屋根部屋を借りる。


ひょんなことから知り合った法律を専攻する大学生のイ・ギョンミン。


司法試験を目指していて、将来は検事になることを希望している。


両親は生まれてすぐに事故で亡くなり、祖父母に育てられた。


裕福な家のボンボンなのに、バクチに手をだしてしまいサラ金に


追われるハメになってしまった。


自分の部屋に戻れなくなってしまった彼は、ジョンウンの「お城」に


転がり込んできた。


そこから二人の奇妙な同棲生活が始まるのだが、ケンカを繰り返しながら


いつしか友情が愛情に変わっていく。


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まず、このギョンミンのキャラ、いい加減で優柔不断で


「なんだ~。コイツ」と言いながら見ているうちに、ハマってしまい


DVDまで買ってしまいました。


この男、いろいろやらかしてくれるんだけれど、とにかく笑顔が可愛い。


「アンタの笑顔で帳消しよ」みたいな気持ちになって憎めないのです。


こういうチャラ男を演じさせたらキム・レウォンは本当に上手ですねぇ。



彼とは正反対に、ジョンウンは4人兄弟の長女で健気でしっかり者。



ギョンミンに惚れていて、いろいろと面倒をおこす彼に尽くすのですが、


「人間としては好きだけれどオレのタイプじゃない」とか


「ダサいんだよ」などと好き放題言われます。



彼女は、母親から「何一つまともにできない」などと言われて


育ったせいか、自分に自信が持てないところがあります。


だから、何かある度に「私なんてダメよねぇ」というマイナスな


思考になりがちになるのです。



そんなときはギョンミンの出番。



彼女が落ち込む度に、


「お前の笑顔はカワイイ」


「白い靴下を洗わせたらお前が一番だ」


「お前のキムチチゲは芸術品だ」


「誠実だからアルバイトもさぼらない」


「性格がいい」


「ときどき可愛い」



「お前にはいいところがたくさんあるじゃないか」って、


彼女を褒めるのです。



この男、歯が浮くようなその場を取り繕うようなお世辞じゃなくて、


その人の人柄とか行動をよく見ていて、そこを上手に褒めます。



こういう褒め方は、「私なんて取り柄がない」と思っている


セルフイメージが低い彼女に自信をつけさせ、


「私のことわかってくれる」と思わせます。




ギョンミンって、凄腕の「ホメ職人」です。




私たちの生活の中でもこういう褒め方って参考になりますよね。




やがて、同棲が2人の家族にバレて、彼らを巻き込んで


スッタモンダします。


特に、ギョンミンとおばあちゃんのやり取りは笑えます。



このドラマは、小さな空間の中で繰り広げられる主人公と2人


を取り巻く人々の人間模様がコミカルに描かれています。



登場人物のそれぞれの心理描写が丁寧なので、


彼らの気持ちに共感してしまい、ときには一緒に泣いたり、


笑ったり、怒ったりと物語の中にどんどんと入っていけます。



韓国ドラマ特有の出生の秘密、難病、記憶喪失などもありません。



笑いあり、涙ありの良質の心理ドラマだと思います。

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