以前、何かの雑誌で読んだことがあるのですが、
あるタクシー会社では女性客を家まで送り、部屋の電気が
点くまで外で待っていてくれるところがあるそうです。
この話を読んで、私はずいぶん前に成婚したカップルのことを
思い出しました。
彼は、彼女が住んでいる場所から3駅先に住んでいるのですが、
デートのときには、必ず途中下車をして彼女を家まで送ってくれたそうです。
そして、彼女に言いました。
「部屋の電気が点くまで待っているから、よかったら窓を開けてね」
窓を開けると、そこには手を振っている彼がいました。
彼女の彼に対する第一印象は、好きでもない嫌いでもないフツーの人。
「人柄は真面目でいい人なのだが、結婚となるとインパクトが欠けるなぁ」
と、あまり気が乗らなかったようです。
しかし、デートの度に家まで送ってくれて、部屋の灯りが点くのを
待ってくれていると思うと、すごく安心で部屋の中にまで
彼のやさしさが伝わってくるように感じたのだそうです。
だんだんと、手を振る彼がフツーの人から気になる人へと変化して、
それから間もなくして、窓から帰っていく彼の後姿を見ているうちに
胸がキュンとするようになりました。
「この人だったら、私のことを守ってくれる」
そして、彼との結婚を意識するようになったそうです。
お見合いから6ヶ月後には、あこがれの白無垢姿で結婚式を
挙げたのですから、本当に急展開でしたね。
こうして、「フツーの人」から「赤い糸で結ばれた人」になりました。
さて、現在は二児のお母さんとなって子育てに奮闘中。
毎年いただく年賀状には、ご家族の写真といつも一言添えてあります。
「彼は本当に信頼のできる人です。幸せです」
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