現代の厳しい婚活事情に心痛める親御さん

こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。

私は、仕事柄、お子さんの結婚に悩まれている親御さんからのご相談をよく受けます。

昔は親御さんが、まず相談所に入会してお子さんを説得するということがありましたが、現代は個人情報の関係上それは無理です。

肝心のお子さんの同意が必要。

お子さんに入会する意思があり相談所の契約書に捺印と署名をして契約成立となるのです。

 

過去に親御さんの努力でやっと活動に漕ぎつけた男性(30代後半)がいました。

ところが、です。

現代の婚活というのは、基本的に複数の人に申し込んだり申し込まれたりしてお見合いの運びとなります。

もちろん、仲人紹介でお見合いに至る場合もあります。

彼の場合、やっと、お見合いが実現しました。

ところが、お相手からお断り。

それじゃ、次。

こちらもお相手からお断り。

それじゃ、次、次。

今度は、ご本人がお断り。

 

ここら辺あたりから、心配になったのか親御さんから相談がありました。

親御さん曰く「もう3人もお見合いしたのに決まらないなんて」

(えっ、もう3人って・・・。たったの3人でしょ。。。)と心の中でぼやいた私。

そして、「子供が可哀そうだ」と。(暗い声で)

 

3人とお見合いしただけで、落胆するのかと私の方が驚いてしまったのでした。

私はたった3人でと思っていた訳。

ところが親御さんは3人もお見合いしてなぜ決まらないのかと、認識にえらい違いがあったのです。

確かに親御さんの時代は、周りの人の紹介などで今と比べれば容易に結婚が決まっていきました。

今では考えられないほど結婚への社会の圧力もあったのです。

そういう時代背景があって、大多数の人が結婚していったのが昭和時代。

 

もちろん現代の婚活事情をマスコミなどで見聞きしていても、現実を目の当たりにすると”これほど厳しいものなのか”と驚くとともに、世間で言われている情報が真実だと理解するのです。

そして「子供が可哀そうだ」という言葉が出てくる・・・という訳。

 

実はこういう親御さん、少なからずいらっしゃいます。

最後はどうなるかというと「これ以上、子供を傷つけたくないから」と活動を辞める方や「確実に結婚出来る人を探してほしい」とお願いされる場合もありました。

「確実な方」というのは結婚まで至る方という意味で、これまた難題です。

そんなに簡単に見つかったら、仲人は苦労しないんですよ(苦笑)。

 

一番理想的な親御さんは、子供さんが多少苦戦していても、それを温かく見守るのです。

あまりうるさく干渉せずに、温かく見守り、時には励ます。

こういう親御さんを持ったお子さんは、心の支えがあるせいか、粘り強い婚活をしてご成婚率が高いのです。

 

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