こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
このお話は私が仲人になった20年前の出来事です。
30代後半の男性会員さんがパーティで20代後半の女性と出会い、トントン拍子にご縁が進み、あとは彼がプロポーズするばかり。
ところが、です。
土壇場で彼がこんなことを言い出しました。
それは、「僕は人からせかされて、人生の大事のことを決めるのはイヤなんだ」と。
そして、「プロポーズは僕の気持ちが高まったときにする。だから、何だかんだ言わないでくれ」と。
交際期間は既に3カ月を過ぎ、お相手は彼のプロポーズを待っているのです。
それなのに、こんなことを言うなんて。。。
当時新米仲人だった私は、かなりオロオロした覚えがあります。
そんなことを言いながら、彼の結婚への意思は決まっているのです。
彼の心の中を推察すると、
・ 結婚は気持ちが高まってからするもの
・ 人生の大事な局面で他人(仲人)にガタガタ言われたくない
・ ルール? えっ、そんなもん、知らねぇな
・ えっ、僕たち、相談所で出会ったんだっけ?(自然に出会いたかった)
(もう、しらばっくれて!)
と、こんなところでしょうか。
そこで、私は彼がサインした契約書をバーーーンと机の上に叩きつけたのでした。
ここ、ほら、ここ、ここ、ここよく見て、入会前に説明したよね。
契約書の読み合わせもしたよね。
〇〇さんも納得したよね。
だから、捺印したんだよね!!!!!!!
と、毅然とした態度で彼に挑んだのでした。
(・・・と言いたいですが、実際は穏やかな表情で静かな口調でしたけれどね(笑))
こんなふうにして、一件落着させたのでした。
こんなことはレアケースだと思ったら、その後同じようなことに遭遇することになるのです。
もちろん、よく起きることではないですよ。
いつもセリフは判で押したように同じ。
「結婚という個人的な事情に期限を設けるのは納得できん」。
「人(仲人)からああしろこうしろと言われるのはイヤなんだ」。
「ほっといてほしい」。
(ホント、こういうこと言った人がいるんです。信じられませ~ん)
つまり、
・ 仲人なんざ、知らないね
・ 相談所のルールなんて知らないね
・ 僕たち二人でやるから中に入るな
こういうことです。
ホント、困りものの人はいつの時代も出現します(苦笑)。
私が声を大にして言いたいことは、
「あなたたち、どこで知り合ったの? お見合いで知り合ったんじゃなかった??」ということ。
そして、入会時に説明を受けた事柄について確認して、契約書をもう一度読み返すこと。
それでも、「えっ、ルール、知らねぇな」と言い切れる?
誰が一番迷惑をこうむるかと言うと、他ならぬ「お相手 」。
いつまでも決められないあなたに対して、お相手はじっと待っているのです。
その気持ちを考えたら「ルールは知らねぇ」などと言えないはず。
繰り返しになりますが、結婚相談所はルールという縛りがあります。
そのルールを設けることによって、結婚意欲が低い人を遠ざけるためでもあるのです。
だから、そのルールに疑問があるのなら、結婚相談所に入会しなければいい。
実にシンプルですよね。
現代は縛りがゆるい婚活の仕方がいっぱいあるじゃないですかー。
だから、ゆるいのがお好きな人は、そちらで頑張ればいいのです。
こちらは、縛りがありますからねーーーーーっ。
覚悟してきてくださいね(ニコッ)。
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