仲人が驚愕した高年収男性の割り勘

こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。

お食事デートで若い男性が女性に割り勘を求めるのは仕方がないことです。

それでも、結婚相談所のお見合い婚活は女性少な目の割り勘が圧倒的に多いでしょう。

 

ところで、あなたが高年収の男性とデートして割り勘にされたらどう感じますか?

しかも高年収で年の差がある男性だったら、きっと唖然とするでしょう。

 

私が仲人になった20年前の話ですが、こういうことがありました。

それは、私の相談所の30代前半の女性が40代前半の男性と交際していたのです。

年の差10歳。

男性は有名大学院卒、一流と言われている会社に勤務、年収がその当時で1000万を軽く超えていました。

この年の差カップル、意外にうまくいっていて毎週のようにデートしていたのです。

ところが、です。

あるとき、彼女が泣きながら私にこう言うのです。

「彼とのデート、お金がかかって限界です・・・」と。

驚いた私は彼女を質問攻めにしてしまいました。

「えっ、何で?」

「お金がかかるってどういう意味?」

「何で泣いているの?」

という感じで。

 

そして、彼女の口から出た言葉に驚愕した私です。

それは、「デートの時、いつもランチ代は彼が出すんです。ディナーは私持ち」と言うじゃありませんか!

さらに「美術館の入場料も私が出すことが多いんです」と。

というわけで毎回一万円以上のお金がお財布から出ていくとのことです。

年収が300万円以下で、しかも独り暮らしの彼女。

その彼女が毎回多額のデート代を負担していたら、生活自体が逼迫してくるのは当然です。

ついに、「もう限界です。いい人なんですが・・・」とポロポロ涙をこぼしながら言うのでした。

 

すぐに彼の仲人さんに事の次第を息せき切って報告した私です。

仲人さんは「何ぃ~~~~~!?」と絶句したっきり、言葉が出てこない様子。

「まさか、彼が!」と言って、また沈黙。

本当に驚いた様子が手に取るようにわかりました。

私は何か隠している事情があるんじゃないかと疑ってみたりしたものです。

例えば、多額の借金があるとか(笑)。

それはすぐに打ち消されました。彼は不動産収入もあるとか。

ということは、彼は結構なお金持ちなのです。

その人が年収300万円の女性に毎回一万円以上のデート代を出させているわけ!?

 

仲人さんがすぐに彼に真相を確かめてくれたのですが、理由はとてもシンプルなものでした。

ただ一言「気がつきませんでした」ですって。

本当に彼は気がつかなかったのです。

このとき、私は「そんなの、常識でしょ!」が通用しないことがわかりました。

こちらが「そんなの当然だよね」「そんなこと、言わなくてもわかるよね」と思い込んでいること自体が違っていたのです。

仲人なりたての頃の驚愕の出来事でした(苦笑)。

もちろん彼女には気の毒ですが、仲人として深い学びでありました。

 

それから、です。

私はどんなに年収や財産がある男性にもデート代の支払いについて話すことにしたのは。

本当に仲人業っていろいろなことがあるものです。

 

横浜の結婚相談所オフィス悠は横須賀線保土ヶ谷駅から徒歩7分、相鉄線天王町駅から徒歩5分です。

お問い合わせ、ご相談は、お気軽にこちらへ

TEL: 045-744-6788