一人の女性がシクシクと泣いています。
もう一人の女性は、なぐさめ役。
そこにまた一人入ってきました。
2人の様子をみて「どうしたの?」と、話に加わります。
会話が3人になりました。
「本当?」
「それはひどいね」
「気にしちゃダメだよ」
ひとしきり、ああでもない、こうでもないと話した後は、
「さぁ、もう帰らなくちゃ」
「ほら、お化粧を直して」
3人が会話している場所は喫茶店?
いいえ、これは私が勤めていた会社の女性トイレでの
出来事なんです。
このように、当時、女性にとってのトイレとは一人静かに泣くところであり、
社交場であり、カウンセリングルームでもありました。
では、男性はトイレで何を話しているのでしょうか?
こんな疑問を持った私は、多くの男性に聞いてみました。
「何でそんなこと聞くの?」と、不思議な顔をした人もいました。
同じ課の人がいると、個室の方を利用するという人もいたり。
そう、答えは「別に、何も」です。
女性にとっては、トイレは「用を足す以外の空間」であり、
男性にとっては、たんに「用を足す場所」なのですね。
このときに、私は男性も同じ人間なのだから、
同じような行動をするのだろうと思っている
ところがありましたから、「ずいぶんと違うのね」
と驚いた覚えがありました。
先日、見知らぬご婦人がドライブインのトイレで話かけてきました。
「群馬からお父さんと一緒に来たのだけれど、お天気がよくてよかった」
とニッコリと笑っています。
見知らぬ人とのいっときのふれあい。
何だか心が和みます。
女性のトイレって、人間同士がふれあう何だかホッとする
空間って気がしませんか。
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