先日、私の結婚相談所の女性会員さんから連絡がありました。
電話の向こうから、暗い声。
「あのー、○○さんとの交際をやめたいんですけれど・・」
「彼は人の気持ちが読めないジコチュウです」と。
2回目のデートでジ・エンドはよくあることですけれど、
それにしても理由がジコチュウとは・・・。
一体デートで何があったんでしょうか?
彼女の話によると、彼が決めてくれたデートコースは
歩くばかり。
しかも当日は靴がヒールだったので、帰る頃には
足が棒のようになってしまったそうです。
彼女としては歩きまわるより、ゆっくりしたかったので、
「お茶を飲みたくない?」
「疲れない?」 と、彼に聞いたら、
彼は、「ううん、別に」 と。
そして、彼女の気持ちに気付くことなしに、
アチコチ連れまわされたというのです。
彼女としたら、
(まだ、歩くのかしら・・・ 足が、足が痛い)
(喉もかわいた。冷たいものが飲みたい)
(しっかし、この人気がつかない人だわ。もしかしてジコチュウ・・・)
彼女は、こんな風に彼のことをネガティブにとってしまったのでした。
ここにも男女の違いがあるのです。
まず、女性同士だったら 「お茶を飲みたくない?」 と言えば、
「そうね。どこかでお茶しよう」 と話が通じます。
ところが、女性同士では通じる 「コミュニケーション」 を
男性にも同じように通じるだろうと思ったら、
大間違いだということです。
この場合は、彼は、「お茶を飲みたくない?」 と問われたので
文字通り (自分がお茶を飲みたいかどうか) と解釈して、
「飲みたくないよ」 と答えてしまったのです。
つまり、
「言葉の背後にある気持ちを察してほしい女性」 VS
「問われたことに対して文字通り解釈してしまう男性」 です。
この男女の違いを知らないと、
女性は男性に対して 人の気持ちを読めないジコチュウ
なあーんて思ってしまうんですよね。
このように、婉曲表現というのは、男性には通じない
女性の専売特許なのです。
なぜ女性が婉曲表現で自分の気持ちを表現するのかというと、
子育てや生活を通して他人との調和を大事にしなければ
ならない女性にとっては、他人とうまくやっていくための
「コミュニケーション」手段だからです。
一方、男性は仕事場では、自分の言いたいことを整理して
簡潔に明確に相手にわかるように表現することが
求められています。
こういったことが社会生活において、
今も昔も男性の評価につながります。
したがって、こういう環境に長い間身を置いてきた男性に
とっては、まわりくどい言い方は致命的なのです。
このような男性の特性を理解できれば、
男性に何かをしてほしい時の最適な要求の仕方は、
ズバリ 「~してくれる?」 という直接表現を使うことです。
ですから、デートで歩き疲れたなら、
「足が疲れたから休みたい」
喉がかわいたなら、
「飲み物を飲みましょう」
と言えば、すぐに伝わったはずです。
この男女の 「コミュニケーションの違い」 がわからないと、
「人の気持ちに鈍感な人」 としてレッテルを貼って
しまったりするんですよね。
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