お見合いで出会った男性会員さん(30代後半)が、
「○○さんは、お写真も素敵ですけれど、それ以上にお綺麗ですね☆」
と、私の相談所の女性会員さん(30代半ば)を褒めてくださいました。
そうしたら、彼女の口から、とっさにこんな言葉が出てしまいました。
「いーーえ、そんなことないです!」と、つい強い口調に。
彼が「何を仰いますか。僕は本当にそう思ったのですから・・・」と。
これで、彼女が素直に「ありがとうございます」と言えばよかったのですが、
「自分がブスだってことは知っていますから。アハハハ」と、
お笑いモードに持っていこうとしたのです。
これには、彼は返す言葉を失ったらしく、かと言って笑うわけにも
いかず、何だかお見合いの雰囲気がシラ~~~としてきました。
そして、お見合い終了後、すぐに彼からのお断りの連絡です。
理由は「僕は自分を卑下する女性は苦手です」と。
彼女は、男性から容姿について褒められたことがあまりないので、
ストレートに言われたらオロオロしてしまった、とのことです。
なぜ、彼女がこんなに褒め言葉に過剰に反応してしまったの
でしょうか?
それは、彼女は子供の頃、お祖母さんから「お前はあまり器量が
よくないんだから、愛嬌のある女性になりなさい」とよく言われたんだそう。
もちろん、これは子供時代の話。
今では、彼女は笑顔がとてもチャーミングな素敵な女性なのです。
このことを、まだ受け入れられないから、とっさに褒められたときに
過剰反応が出てしまうようです。
今では、彼女は褒められたらまず「ありがとう」と言うことを
意識するようにしていますが、いまだに容姿を褒められることは
苦手だと言います。
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