袖触り合うも多生の縁

こんにちは。ぶれないお見合い婚活を目指す埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。

何年も前にご成婚退会された男性会員さんは、婚活を始めて1年半を過ぎたあたりからお見合い相手の嫌なところが急に目についてくるようになったそうです。

彼曰く「一年も経つと、お見合いの要領がわかってくる。そうすると相手の嫌な面を探すようになってきた。いままでは相手の良い面を探していたのに・・・」と。

多分、その頃はなかなかうまくいかない婚活に嫌気がさしてきたのだろうと自分自身を分析しています。

つまり、最初の頃は「よき伴侶を見つけよう!」という希望と勢いがあったのに、だんだん現実の厳しさがわかってきて、精神的に疲れてきたのです。

それとともに、心の奥底に押し込めてあった自分自身の問題もだんだんと顔を出してきました。

それは、彼の子供時代、自分の両親があまり仲良くなかったので結婚に対するイメージがよくないというものでした。

これは、彼だけでなく、他の人にもよくある話です。

親だって親なりの事情があったのでしょうけれど、子供にとっては親が不仲というのは多かれ少なかれダメージを受けるもの。それを大人になっても引きずって、結婚に対していいイメージが持てないという人は少なくありません。

彼の場合もいろいろな感情が襲ってきてお見合い相手の良くない点ばかり目につくようになったのです。

そんな彼には、大学時代からの先輩で良き相談相手がいました。

彼の話を聞いていた先輩が「お前の腐る気持ちはわかる。お前自身の事情もあるだろう」と前置きした上で厳しいことを言いました。

「しかし、お前の話は愚痴だらけだぞ。まず、相手への感謝の気持ちが少しもない。これじゃ、相手と繋がれるわけがないだろうが」と。

「袖振り合うも他生の縁だぞ!お前は縁というものがわかっていない。相手への感謝の念を持って、見合いに臨むべきだ!!」とビシッと。

彼は先輩の言葉をひとつひとつ噛みしめたそうです。確かに相手への感謝の念が湧くどころか、自分のことばかりを考えていました。

それからは、初心に戻ることを決心しました。

すぐに事態が好転したわけではありませんが、気持ちを切り替えて、相手への感謝の気持ちに焦点を置くことにしたのです。

そうしたら、あるとき、素敵な人と出逢って、3カ月弱でご成婚!

今では彼は二児の父になりました。横浜に来るときにはオフィスに立ち寄って下さるのですが、仕事も家庭生活も順調だそうで、いい顔しています!

(「良い話だから、ブログに書かせて」とお願いしたら、快諾してくださいました。それから婚活しているあなたに彼からのメッセージ。「いろいろなことがあるけれど、結局はうまくいくから諦めないで!」と)

 

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