監督 ニック・カサヴェテス
主演 ライアン・ゴズリング
レイチェル・マクアダムス
とある療養施設に暮らす老婦人。
情熱に生きた過去の思い出をすべて失ってしまっている。
そんな彼女のもとに物語を読み聞かせる男性がいる。
語られるのは、南部の小さな町で芽生えた令嬢アリー
と貧しい青年ノアのきらめくような夏の物語だった。
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アルツハイマーは、老齢社会の代表的な病いですが、
この映画では記憶をなくしても、なお現在も愛し続ける女性に
かって自分たちが過ごした、愛と苦悩の日々を語り聞かせることによって、
2人の愛の記憶を呼び起させる、そんな愛情深い物語です。
7年間も音信不通の2人。
アリーには、婚約者がいます。
そんな2人が再会して、愛し合って、アリーは婚約者の元に
帰ろうとします。
そのとき、ノアは言います。
僕たちは、カンカしたりして、うまくいくのは難しい。
でも、僕は努力したい。
なぜなら、君を愛しているから。
「ありのままの自分を受け入れて、愛してくれている」
ノアの気持ちにアリーの心は大きく動きます。
この映画のラストシーンは、こんな最期が迎えられたら
いいなぁとおもいつつ、静かに涙が流れてきました。
さて、現代は結婚に求めるものがより高くなってきていると
思います。
どういうことかというと、結婚したあとも、ロマンスが続く、
いつまでも愛し合っている夫婦を目指す人が増えていることです。
そのため、「結婚したあともロマンスが続くためにはどうしたらいいのか」
と、考える時代になったと思います。
この映画は、人を愛し続けることの素晴らしさ、愛されることの素晴らしさ
を描いた「理想の愛の姿」だと思います。
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