結婚前に見るべきところの一つは家庭環境

私の結婚相談所の男性会員さん（３０代後半）がお見合いした女性

会員さん（３０代前半）は、お互いに一目惚れ。

本当にたま～にですが、結婚相談所でもこういう理想的な出会いが

あります。

当然のごとく、彼らはすぐに親しくなり、お付き合いが始まって

一か月も経たない頃、二人は「結婚したい」と私にはっきりと

言ってきました。

私はこの話を聞いたとき嬉しいと思う反面、「結論を出すのはまだ

早い」と思いました。

なぜなら、もう少しお互いに観察する期間が必要だと感じたからです。

それで、私は彼らに「あと２カ月交際して、それから結論を出しましょう」と

提案したのでした。

私が気になったのは、彼女の家庭環境です。

彼女の実家は旧家で、周りは親戚だらけ。

一方、彼の育った家庭環境は、サラリーマンで典型的な核家族。

それで、私が彼女にいろいろ話を聞いてわかったことは、

冠婚葬祭がやたら多いことです。　その度にお金を包むということ。

それに、親戚関係が密で、何かというと親類が集まってお食事会

などをするんだそうです。

こういう彼女の実家との関係は結婚後も続くでしょうし、

私は、それに対して彼はどう思っているのかが気になり

聞いてみたわけです。

そうしたら、彼はつかれ離れずぐらいの距離で、和やかに接して

いくつもりだし、冠婚葬祭の費用も自分の身の丈に合ったところで

折り合わせる　ということでした。

彼女も彼の考えに同意してくれているとのこと。

私は彼の考えを聞いて安心しました。

一目惚れの恋愛は誰もが憧れますが、その後には長い

結婚生活が待っているのです。

ですから、仲人として、不安要素に目を向けないわけにはいきません。