昔と違って、女性は男性に頼らなくても自分で稼げる世の中になりました。
自分ひとりで生きていくくらいなら、自分で生活をまかなうことができるし、何といっても仕事以外の時間はすべて自分のために使えます。
他人のために労力や気を遣うこともないし、それに伴うストレスとも無縁です。
当然ながら、結婚するメリットと今の生活を続けるメリットを天秤にかけようとします。
そんな働く女性が一般的になった現代では、今の生活を手放したくないと考える人が少なからずいるのです。もちろん、彼女たちは結婚したいんですよ。ただし、いい男性がいれば・・・です。
そういう人の婚活は、一言でいうなら「ぼんやり」としています。
というのは、「何が何でも結婚したい!」という強い想いがあるわけでもなく、「さびしい」とか「ひとりで生きる不安」とか「子供が欲しい」という気持ちが希薄だから。
といって、「独りで生きていく」「仕事を頑張る」という声が聞こえてくるわけではないし、とにかく「ぼんやりとした婚活」をしているとしか言いようがないのです。
こういう人は相当な魅力がある男性が現れない限り、首を縦に振らないでしょう。
そもそも、そういう男性が存在するのかどうか・・・。
そこで、結婚することに対して、より慎重な姿勢をとるようになり、自分自身で出会いの場を狭めてしまいます。そのため活動量が少ないのが特徴。
例えていうならば、ハリネズミのように身を針で覆い、「これ以上は踏み込まれたくない」という境界線を自分で引いてしまっているのです。
それでも、「自分をわかってくれる頼もしい男性」を待っています。
しかし、あなたに相応しい人は、まず、自分から鎧を脱ぎ捨てなければ現れないでしょう。
境界線を自分から踏み越えて、他人と積極的にかかわらなければ何も生まれてこないのです。
そうなれば、当然傷つくことも出てくるかもしれません。
しかし、それを恐れていたら幸せなんて永遠につかむことができないのです。