「結婚を決心した『決め手』は何ですか?」とは、仲人がご成婚者に必ず聞くことです。
そうすると、本当に口を合わせたように「彼と一緒にいると自然体でいられる」「彼女と一緒にいると楽なんですよね」と答えが返ってきます。
「うん、うん。やっぱりね。自然体でいられるのが一番だよね」と仲人。
・・・しかし、よく考えてみると、この漠然とつかみどころのない「自然体」とは何なのでしょうか?
そして、どうすればご成婚者が口を揃えて言う「自然体でいられる人」に出会えるのでしょうか?
これを他の言葉で言い換えてみると、
・ 背伸びして実物よりも良く見せる必要がない
・ 緊張しないでいられる
・ 無理して話題を作らなくてもお互いに気にならない
・ 沈黙するときがあっても気まづい雰囲気にならない
などです。
要するに、物事を考えたりする基準や感性やバックグラウンドがある程度似ているということ。
それじゃ、「自然体でいられる」相手かどうかをどうしたら見極めることができるのでしょうか?
私が力を込めて言いたいのは、ご成婚者たちは「自然体の相手」と短期間の婚活で出会うことができたかというと、決してそうじゃないということ。
自然体でいられる相手と出会うまで、どれだけ「断る」「断られる」を繰り返してきたことか。
傷ついたことも数知れず。
そうやって、どういう人が自分に合う人なのかを身体で学んでいったのです。
もちろん、譲れない条件の上位項目に目をつぶってはいけません。
このように傷ついても粘り、あきらめないで婚活を続けていった末に出会えた人が「この人と一緒にいると楽だな」と思える人であることが多いのです。
そのとき、ご縁の後押しもあるから不思議。
もし、短期間の婚活でこういう人に出会えたら、ものすごくラッキィ☆
きっと、あなたが過去にあった出来事を受け入れて、ひとつひとつ経験を積み重ねた結果なのかもしれませんね。