「悩み」を話すだけで気持ちが楽になる

私は、仕事柄、多くの方の様々な悩みを聞くことが多いのです。

しかし、その後で「恥ずかしい話をしてしまいまして・・・」「・・・すみません。恥ずかしい話をお聞かせしてしまって」「みっともない」などと言う方がいます。

そんなこと、ちっともないのに!

逆に誰にも相談せずに我慢している方がぐるぐる同じところを回っていることになり、心身疲れてしまいます。

それでも、相談して自分の惨めな状態をさらすのは「恥ずかしい」「みっともない」と思ってしまう方がいるのですね。

私はそういう声を聞くと、日本が相手を気遣った、調和を意識した「和」の文化であることを改めて意識させられます。

日本人の美徳でもあるのですが、それが過剰に働いてしまい、本当に困っているのに相談できない、という現実につながっているのです。

あなたが勇気を出して相談した場合、問題は相変わらず存在するのにもかかわらず、気持ちが少し楽になっていることに気づくはず。

なぜなら、人に相談することで、自分の頭の中が整理されるからです。

その結果、人から教えられなくても、自分の真の悩み、真の問題点、真の解決法を自分自身で見つけることができます。

だから、相談することは、ちっとも「恥ずかしい」ことではないのです。

ぜひ、勇気を出してくださいね。