「デート代を割り勘にすべきか否か」について男女間で討論したら、いつまでたっても結論は出ないでしょう。なぜなら、奢るべき場合、割り勘にすべき場合、どちらでもいい場合があるからです。
そのようにわかっていても、結婚相談所の婚活では「割り勘」が通用するのかどうか・・・。
というのは、相談所で活動している男性の年齢は30代、40代で、ある程度の年収を得ている人が多いからです。
それに、何といっても相談所は「結婚前提」の婚活の場。恋活とは違うのはもちろんのこと。
それが、ピッタリ割り勘や飲み物などの小銭まで要求されることがたまにあるのです。
例えば、カフェでお茶を飲んだとしましょう。
気が利く男性ならば、自分と女性の分の飲み物を一緒に注文してお金を支払ってくれます。
女性がお金を出すと、「あ、ここは僕が」と言って受け取ろうとしません。
一方、「コーヒー代、280円ね」とピッタリのお金を要求してくる人もいます。割り勘派の男性にとっては当然なのでしょうが、これはデートの雰囲気を著しく盛り下げます。
実際にそれをされた女性が「いままでの楽しかったデートが一気にブルーになった」と言っていました。
食事代をピッタリ割り勘にされるのも同じ気持ちになります。
中には「一円単位のお金」まで計算してきた男性がいて、会員さんばかりでなく、私もビックリ(笑)。
ホント、これなど、思わず笑いが出てしまうほど。
残念なことに、こうなると、お付き合いが続かないのが常なのです。
男性も人それぞれの金銭哲学があるのでしょうが、女性が望む結婚相手の条件にマッチしない場合がほとんど。
まず、女性が男性に望むこととは「私を大事にしてくれる人」です。
それをお金の支払いをどうするかで推し量ろうとするところがあります。
男性は女性とのデート代を投資と考える傾向があるので、「私は投資の対象にもならないのね」と思ってしまうのです。実際にそう言った女性がいます。
それから、シビアな経済観念は結婚したら家計簿にまでうるさく口出ししてくる旦那さんを想像してしまうのです。
繰り返しますが、人それぞれの金銭哲学があります。だから、婚活したからといって、急に方向転換するのは抵抗があるかもしれません。
ただ、「割り勘」から「女性少なめの割り勘」にチェンジした方がよいです。
「割り勘」派のご成婚率はとても低いという事実が何を物語っているのかを知っておいても損はないでしょう。