相手の動作を真似る「ミラーリング」、やりすぎにご注意

毎週火曜日は定休日です。まあ、一週間が早いこと、早いこと。(いつも同じことを書いている(汗))

まして、今日から5月。時の過ぎるのが早すぎて、何だか焦りが出てきました(苦笑)。

本日は午後から広告関係の営業マンとオフィスでお話ししました。

現代の主流となっている広告事情を聞くのは勉強になるし、効果が見込めるものなら我が相談所も取り入れたいと思っています。

ところで、彼と話していて気になったことがあるのです。

それは、私がコーヒーを飲むと、彼もコーヒーを飲む!

それが、短時間に3回。

”さっすが、営業マン。心理学の「ミラーリング」を使っているのね”と、心の中でつぶやいた私。

”ただ、やりすぎなんだよね”と、心の中で突っ込み(笑)。

「ミラーリング」とは、相手の動作に自分の動作を合わせることです。

具体的には、相手の「ポーズ、くせ、顔の表情」を真似すること。

例えば、相手があごに手をやったら、自分もあごに手をやる、相手が足を組んだら、足を組む、相手が頭をかいたら、自分も頭をかく、相手がお茶を飲んだら、自分がお茶をのむという具合。

これらは、コミュニケーション関係の本を読むと書いてあります。

それじゃ、どのような効果があるのでしょうか?

それは、言葉をつかわなくても、同じポーズをするだけで、心理的に波長が合ってくるのです。

言わば、無意識に訴える効果的なテクニック。

ただし、この「ミラーリング」の最大のポイントは、相手に気づかれないということ。

ここで、今回の営業マンの話に戻すと、かなり露骨ですねー(笑)。

初対面の私と早く距離感を縮めて商談をいい流れに持っていきたい、という彼の気持ちが伝わってきました。

が、何回も真似されると、ホント、笑っちゃいます。

大切なのは、「少しだけ相手に近づける」「相手に歩み寄ろう」「相手に同調させよう」という配慮です。

この根底にある目的を理解しないで、ただ動作を真似るのはかなり違和感があります。

お見合いでも、このテクニックを使う人がたまにいますが、ほとんどバレバレになっているのです。