お見合い写真を見る眼には自信があります。

以前、私の結婚相談所に、ある会社の人事課に勤めている

女性会員さん（30代後半）が入会しました。

彼女は、職業柄、履歴書などの写真を日々相当数見ているわけです。

それだから、「私は写真を見れば、大体どういう人かわかるんです」

などと、言うのです。

ですから、彼女がお見合いのプロフィール写真を見るときは、

ああでもない、こうでもないと言い、とにかく一筋縄ではいかないんです。

例えば、「こういう顔って、大人しそうな感じなんですが、意外に頑固な

感じがするんですよね」とか、「こういう感じの写真の人は無口なんですよね」

などと、次から次へと出てくる、出てくる。

そりぁあ、人事課で長年培われてきた勘みたいものはあるでしょう。

しかし、あくまでも写真は写真。

だって、写真が口を開くわけじゃあるまいし、そんなこと

写真で確かなことまでわかるわけがないでしょうが。

とにかく、お見合いのお申し込みをたくさんいただいているのに、

彼女流の分析？？が細かすぎて、なかなか会おうとしないのです。

結局、2年間の婚活で彼女のお眼鏡にかなったのが、ほんの数人。

しかし、せっかく会ってみたものの彼女に合わない人ばかり。

彼女流の写真分析は、残念ながら外れてしまったのでした。

そんなことがあってからも、彼女は写真から伝わるイメージに

こだわり続け、細々と婚活を続けていったのです。

そして、とうとう、ご成婚

時間は大分かかりましたが、彼女流を貫いた婚活でした。

ある意味あっぱれ！です。