最初から「ため口！？」

私の結婚相談所の男性会員さん（３０代半ば）が、あるとき

お見合いをしました。

お相手の女性はとても気さくな方で、お話が弾んだそうです。

彼は早くも「この人こそ待ちに待っていた女性だ！」と

テンションが急上昇。

男性は一目惚れしやすいですね～（笑）。

そして、目出度く彼と彼女は交際に入ったのでした。

ところが、目出度いのは、ほんの少しの間だけ。

なぜかというと、一回会っただけで、すぐにお断りの連絡が

先方仲人さんから来ました。

彼の話によると、初めてのデートは「とても楽しかった♪」と

お顔が晴れ晴れとしていたのです。

だから、私は「このままいいお付き合いになればいいなぁ♪」

と、思っていたのに・・・。

それなのに、それなのに、なぜ？？

早速、私は彼がお断りをされた理由を聞いてみたのは言うまでも

ありません。

気になる理由は、彼の【ため口】でした。

最初から彼女に親しげな口をきいたそうです。

もちろん、最初からこんな感じで、うまくいくカップルもいますから、

いちがいに悪いと言っているわけではありません。

しかし、まだ慣れていないのに、あまりにもお友達みたいに

接すると、引いてしまう人もいるので注意が必要です。

彼としたら、早く彼女ともっと親しくなりたかったのでしょう。

でも、何も一挙に３歩も４歩も歩を進めなくてもいいでしょうに。

やはり、最初の段階での言葉使いや態度は気をつけないと。

何回か会っていくうちに、自然にお友達言葉になっていくんですから

何も急ぐことはないのです。

きっと、彼女は「お見合いの時には礼儀正しかったのに、

お付き合いになった途端、ため口かぁ～」と思ったかも・・・。

気をつけなければいけないのは、男性が早い段階で親しく

なりたいと思っていても、女性はそうではないことが多いのです。

これは、あくまでも、お見合いの舞台での話ですよ。

必要以上に距離感を縮めてこられると、警戒心を抱く女性もいるし、

なかには、見下げられている感じを持ってしまう女性もいるのです。

私がいつも言っているように、あなたは最初から距離感を３歩も４歩も

縮めようとしなくてもいいんです。

大切なのは、徐々に徐々に女性の反応を見ながら歩を進めていくこと。

そうしたら、自然に女性はあなたに心を開いてくれるし、

甘えてくれるようになるのですよ。