「婚活のストレス」

随分前のお話になりますが、


私の結婚相談所の男性会員でモテ男がいました。


彼は、ジャニーズ系の甘いルックスの持ち主でした。


週末は、ほとんどお見合いをしていたのですから、


すっごいガッツです。


どのくらいすごいのかと言うと、


結婚情報サービス系と合わせて一年間に80回の


お見合いをこなしたそうですからオドロキですよね。


私もいろいろな会員さんと出会っておりますが、


お見合いの数では彼がダントツでしょう。



しかし、お見合いのペースは人それぞれですから、


私の結婚相談所の会員さんには、


その方に合ったペースで活動していただいております。



ちなみに、彼は女医さんと結婚して、今では2人の


お譲ちゃんのお父さんです。



婚活を成功させていくためには、やはりある程度の


行動量がものを言うことは確かです。


そのために 「モチベーションを維持させていくこと」 


これが、容易ではないのです。


このことは、私が10年間、会員さんとお付き合いさせて


いただいてつくづく感じることです。



最初は 「よ~し、いい人を見つける」 という意欲に


燃えるわけですが、現実はそう簡単にはいかず


「壁」 にぶち当たることも多いわけです。


そんなときに、疲れを感じながらもお見合いを続けていると、


自分ではそんなつもりがなくても


「お見合いに疲れました」 オーラが出てしまいがち(笑)。


「頑張ろう」 という気持ちとは裏腹にストレスが


溜まっているのかもしれませんね。



メールマガジン 「ビジネス心理学プレミアム37号」 の


樺沢紫苑氏によると、


一般論としてすべての人に当てはまることですが


人間とは「新しい環境に適応するのが非常に苦手な生物である」


と覚えておいてほしいと言っておられます。


人間というのは、「新しい環境に弱い」 という側面もありますが、


一方で「いろいろな変化にタフである」という側面もあるそうです。


ですからかなりのストレス下におかれても、


2~3ヶ月は辛抱し我慢できるということです。


そのストレスが3ヶ月から6ヶ月くらいに蓄積すると、


ダムが決壊するかのように一気に精神症状、身体症状


として出てくるとのこと。


ストレスは時間差攻撃でやってくるというわけですね。



ですから、婚活を開始して、3ヶ月~6ヶ月位で


疲れがドッと出てきてもおかしくはありません。


だからといって、「ドッコイショ、家でゆっくりしよう」 と


言っているのではありません(笑)。



そんなときは、「うわ~、ちょっと疲れたかな・・」 と


自分で認め慰めてあげる。


そうです。自分で自分をナデナデしてあげるのです。


これって大事なこと。



そして、「会わなくてもOKだよ。でもね。もしも・・会ってみたら・・


何か発見があるかもしれないよ。よ~し、やってやろうじゃない♪」


と、ストレスを前向きに転換できるようになると、


確実に可能性が広がっていきます。



何度も出会い、断り、断られることを怖れてはいけません。(キッパリ)



ここで、断られた、断ったに焦点を当てていると、


ストレスがどんどん溜まっていきます。



「今、自分は貴重な体験をしているんだ」 と思って


いただいていいです。



そして、この貴重な体験を通して 「自分は成長していくぞ、


成長した自分に見合った人は必ず現れる」 と


信じることができれば、ストレスをコントロールしつつ


婚活のモチベーションを維持することができるんです。



大事なことは、一人でモチベーションを維持しようとしないで、


カウンセラーに相談して、心理的に楽になってしまいましょう。


励ましてくれたり、アドバイスをくれたりと、


カウンセラーはあなたの強い味方になってくれるはずです。



今の状態をありのままにしっかりと受け入れ、


決して、焦ることはありませんから、前に一歩一歩


足を出していけばいいのですよ。



めげそうになったときには、まず形から 


「よ~し、やってやろうじゃない♪」 って


心で唱えながら、ねっ。


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