「気持ちの相性」

若い頃、私は友人と一緒に今で言う、婚活を


したことがあります。


私が20代の頃は、「クリスマスケーキ」 という言葉がありました。


20代前半の方は、ご存知ない方が多いと思いますが、


これは、「女性の結婚適齢期は25歳までで、それを過ぎたら


売れ残りのクリスマスケーキと同じになるよ」 という意味です。




つまり、「女性の幸せ」 とは、「25歳までに結婚すること」


だったのです。



今で考えれば、「無責任な幸せの基準値」 なのですが、


私たちは、たいして疑いもなく、


「早く寿退社したいねぇ」 などと、話していました。



そんな中、友人の一人が大手のビジネスマンが飲みにくる


居酒屋を見つけてきました。


マスターは、大手企業を脱サラして、店を切り盛りしていました。


彼の気さくな人柄で、店はいつも勤め帰りのサラリーマンやOLでいっぱい。



そんな気楽に飲める店を見つけて、友人とよく通ったものです。


そうこうしている内に、顔見知りも増えていきました。



そんな中で、私は、ある男性と話すようになりました。


見た目、30代半ばのオジサン風。


まあ、結婚していて、子供が一人か二人かな・・・。


大人の魅力は少しはあるなぁ・・・。


ぶっちゃけ、全く私の対象外の男性です(笑)。



しかし、不思議なことに、


「彼と話していると、どんどん自分のことしゃべってしまう」


「私は、こんなに素直に自分を出せる人じゃないのに」


「自然に、素の自分を出している」


こういう人がいるんだと、新たな発見をしたような気持ちになりました。


とにかく、こちらが気持ちを出そうとも思ってないのに、


ホイホイと出てしまうのです。



まあ、対象外と思っていましたから、まったく身構えることも、


自分をよく見せようとかいう気負いもなかったからだと思うのですが。



気持ちの波長が合うというか、


「気持ちの相性が合う」 と言ったらわかりやすいでしょうか。



その内に、彼が、


「あのーー、僕・・・独身なんですけれど・・」


「バツイチで~す」


と、ずいぶんと明るくカミングアウト(笑)。


「君が所帯持ちと決めつけてるから、言い出せなくて・・」



「えぇーーー」 と絶句してしまったわたし。



そうです。皆さんのご想像の通り、


これが、今の主人です(笑)。



多くの方の結婚相談をしていると、


ルックスは全然タイプじゃないけれど、妙に話がかみ合う


とか、素を出せる。


「でも・・・条件が違う・・・」

と、あくまでも条件にこだわって、すでに芽生えている恋心を

打ち消そうとする人がいます。


しかし、「気持ちの相性」 が合う相手というのは、


そうそう出会えるものではないのです。


条件は、後々、状況に応じて変化していく場合があるのです。



こういう方には、「赤い糸はすぐ手の届くところにきているのよ。


ちょっと手を伸ばして、自分で結んじゃいなさい」


なあんて、アドバイスしたりもします。


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