婚活を始めるとき「普通の人でいいから早く結婚したい」という人がいます。「とにかく、一日も早く結婚したい」「すぐに決めます!」と切羽詰まった表情。
ところが婚活してしばらくすると、「誰でもいいわけではない」ことがわかったと言うのです。
「あの人も違う、この人も違う・・・」と何だか自分がイヤな女になったような気がするし、そもそも「どういう人が自分に相応しいのかがわからない」と嘆くのです。
実は、何もこの人だけではなく、自分がパートナーに本当に望むことは、明確に言葉に出来ていないことがとても多いのです。
ですから、意識化できていない条件に反する人に出会うと、なんとなく嫌な感じがするのです。でも、それがどうしてなのか自分自身でもわからない。相手は自分の望む「いい人」であるのにもかかわらず、「何か違う」と心の声がするのです。
ところが、せっかく心の声をキャッチできていながら、何が違うのかがわからない。
そこで、自分自身で意味のわからないダメ出しをしがちになるのです。例えば、「大人しそうな感じ」とか「遠い将来同居になるかわからない」とか「相手は転勤するかもしれない」とか。何ひとつ具体的な話は出ていないというのに・・・。
つまり、本当に大切な条件に自分自身が気づいていないので、自分でも何だかわからないダメ出しを見つけ出してしまうのです。
こんなわけがわからないことばかりやっていると、やがて襲ってくるのは婚活疲れ。
だからこそ、自分はどんな人を求めているのかを明確にする必要があります。
それを言葉にすることができたとき、例えば、大切な条件として「話し合いを大事にする人」というものが初めて意識化できるわけです。
すると、今までダメ出しをしていた男性たちが、あなたが求めている話し合いを大事にする人には思えなかったら「何かが違う」と思っていたことに気づくのです。
その意味で、これだけは絶対に譲れない条件を明確にすることは大事なこと。
それを見つけるだけで、ぼんやりと感じていた「何か違う」が確実に減っていくのです。