「価値観の違い」

今回は、雑誌のお悩み相談からです。


どんな相談でしょうか。


さあ、いってみましょう!



私は29才、彼は32才、


結婚することを前提に、週末はお互いの部屋で過ごしています。


最初は、とてもうまくいったのに、徐々に考え方の違いや


価値観の違いが気になり始めました。


特に金銭に対してシビアなのが気になるところ。


考え方が違う人、価値観の違う人とは、


うまくやっていけないのでしょうか?




このお悩み相談で、私が感じたことですが、


まず、誰と誰が付き合っても考え方や価値観が


同じということはありえませんよね。



皆、この当たり前なことをわかっているんです。頭ではね。


ところが、現実にこのことに直面すると、


とたんに不安を感じてしまうのです。



まず、考え方や価値観が違うということは、


1.どうでもいいようなことにこだわってしまう


2.こだわるべき内容


と、この二つに分かれると思います。



この二つをひっくるめて、考え方が違う、価値観が違う


と悩んだりするのです。



1のどうでもいいような内容とは、一緒に暮らすようになると、


たとえば、


・トイレットペーパーはシングルかダブルか


・食器を洗ったら、すぐふきんで拭いて戸棚にしまう/自然乾燥させてからしまう


・トイレは必ずふたを閉める/閉めない


・ペットボトルの口飲みをする/コップに入れて飲む


など。


これらは、生活をするうちにお互いの違いが大なり小なり出てきます。



そして、どちらが正しい、正しくない、とやってしまいがちになるのです。


価値観が違うというのなら、どちらも正しいと思うのです。


なぜなら、お互いに20年以上続いてきた習慣なので、


そう簡単に変えられるものではないからです。



自分の主張を通そうとするとケンカになり、


相手に従うと、ストレスになります。


うーーーーん、むずかしいですねぇ。唸ってしまいますぅ。


ここは、「お互いに習慣が違って当たり前」 と


譲り合うしかないでしょう。



私は人生折り返し地点をとっくに過ぎておりますが、


トイレットペーパーが、ダブルからシングルに


なったからと、カップルが別れたという話は聞かないですからね(笑)。



問題は2のこだわるべき内容で意見が合わなかったとき です。


彼はとてもお金にシビアということですが、


要するに、ケチということですよね。



このときのポイントは、


彼のケチに対して、文句を言ったり、自分の意見を言ったりする前に、


「彼はどうしてそうなのだろう?」


と思って聞くことです。



たとえば、


「どうしてそう、節約、節約って言うの?」


「子供の時に、家が苦しくてお金に苦労したからなんだ」


「そっか、そうだったんだ。大変だったんだ」 


(ここは、相手の答えに寄り添うように、そっか、と肯定することが大事)


こんな具合に、相手から答を引き出していきます。



そうすれば、お互いに話し合いができる糸口になります。



何かあったときには、自分の意見を押しとおしたり、


怒ったりするのではなく、


「相手はなぜそういう考え方をするのだろう?」


と考えることは、どんな場面でもとても効果的です。



考えや価値観が違う場合、大事なことは、


自分の意見がこうだ と言うことでも


わかってもらうことでもありません。


2人でうまくやっていくために、「解決できる考え方をする」 


ことです。



これが2人がうまくいく秘訣なのですから。

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