3連休は男性会員さん方の婚活カウンセリングが続きました。 紅茶を何杯もお代りしながら。
女性に比べて男性はオフィスでじっくりと話すことが少ないので、いつもお見合い前に30分ほど時間をとっているのですが、そんなもんじゃ雑談程度の話しかできません。
やはり、オフィスでのカウンセリングはゆったりとお話を聞くことができます。
私の相談所では婚活カウンセリングとか面談ではなく、婚活会議と呼ばれているんですよ。
婚活していれば、男性だっていろいろ辛いことがあるでしょうに、あまり感情を表に出さない人が多い傾向にあるのです。
ある時からまったく連絡を寄こさなくなる会員さんもいます。
きっと我慢が限界に達して、あきらめてしまったのでしょう。
一人で耐えて、一人で完結するのですから仲人の私が立ち入る隙がありません。
助けたくても助けられない。
このもどかしさといったらありません。
男性というのは、本当に人に力を借りるのが苦手な人が少なくないようです。
もちろん、人それぞれなのは言うまでもありませんよ。
けれど、誰か頼れる人にSOSを出したら、少しは気持ちが楽になるでしょうに。
相談所には、相談できる仲人がいるのですからね。
それを誰にも頼ることなしに一人で悩んでいるのを知ると、私は悲しくなります。
長丁場になる婚活は誰の助けもなしに自分一人の力で乗り切ることはハッキリ言って無理です。
だから、思い切って自分の気持ちを人に話すこと。
以前、ある男性会員さんがこう言いました。
「小さい頃から親に『男の子は泣くんじゃない』『弱音を吐くんじゃない』と言われてきたから、辛くても我慢するしかない」と。
けれど、頑張っても頑張っても結果が出ないと泣きたくなると絞り出すような声を出していました。
私が「男だって泣けばいいんだよ」「泣いた方が心が楽になるよ」と言ったら、彼が救われたような表情をしたのを今でも強烈に覚えています。
そこまで苦しんでいるのに心の中で抑圧しているのはどんなに辛かったか。
彼の気持ちが痛いほど私の心に突き刺さってきました。
それから、彼はオフィスに来るようになり、ポツポツと自分の気持ちを話すようになってきました。
その当時は相変わらず状況が停滞していましたが、話すことによって少し心が楽になってきたようです。
そうこうしているうちに、彼の目の前に運命の人が現れました!
そして、辛い日々とは打って変わり、毎週のようにデートを重ねてご成婚。
あきらめなくて本当によかった!
私が男性のあなたに言いたいことは、一人で黙々と婚活していないで”辛いときには辛い!”と言ってしまった方が心が楽になるということ。
もちろん、それで状況が変わるわけではありませんよ。
ただ、人に話すことによって自分の心の中が整理されますし、一人じゃないんだという心の支えにもなります。
だから、一人で我慢することありませんよ。
辛いときには、仲人にSOSを出していいんですよ。