一緒にお寺や美術館に行ったのはいいのですが、
入口で「お互いに見たいものが違うから、
別行動にしよう」と相手から提案されました。
そして、その場でお互いに右と左に別れることに。
これって、初デートのお話ですよ。
5,6年もお付き合いしているカップルの話ではないですよ。
もう、私には信じられなーーーい!
あなたもそう思いませんか?
デートというのは、お互いに何かを共有することが目的です。
一つの物を一緒に見て「きれいだね」「色彩が鮮やかだね」
などと感じたことを口にしてもいいし、目の前の何かをある瞬間に
一緒に見ることに意味があるのです。
そこをスキップする人がいるとは、驚きました。
デートする意味がまったくわかっちゃいない。
昔のお話ですが、デートで植物園に行きました。
女性は一つ一つの植物に興味を持ってさかんに写真を撮っています。
男性はといえば、昨日のハードワークがたたって、植物を見るより
どこかに腰を下ろしたくてしょうがないのでした。
彼は空いているベンチを探して落ち着きがないといったらない。
これは、もはやデートではありません。
もちろん、即、彼はお断りされましたよ。
彼女は「一緒に同じものを見て『きれいだね』と言い合いたかった。
二人でいるのに、一人でいるよりも寂しかった」と素直な感想を
語ったのでした。
こういった話を聞くと、婚活以前に相手と徐々に親しくなろうと
いう意識が抜けているように思えるのです。
いきなり、何年も連れ添った女房、亭主にはなれるわけないじゃないですか。
本当に残念すぎる人がいるのです。
こういう人の婚活の期間は必然的に長くなります。