「上手にお願いする」

自分の素直な気持ちを 改善案 + お願い の形にすると、


コミュニケーションが滑らかにいくと


前回お話ししました。



ところが、【お願いすること】 は、結構むずかしいことなのです。



あなたも 「この人は自分のことを分かってくれない」


「私のことを愛してくれない」 と、パートナーに不満をもった


ことがあると思います。



その時に、これらの不満を怒りでパートナーにぶつけて


しまったことがありませんか?



あるいは、心の中にしまいこんで、我慢してしまったかもしれません。


「自分のやり方が正しい」 という思いがあり、


相手を変えようとしてしまったかもしれません。



じつは、私たちが相手に感情的になりケンカをしてしまう時や、


我慢してしまうときは、相手に対して、


「愛してほしい」 「分かってほしい」 「さびしい」 などと


望んでいるのです。



ところが、心の中でわかってほしいとか、寂しくて会ってほしかった


といった子供じみた甘えたい気持ちを持ちながらも、


意識の上では気がついていないときがあるのです。



その背景には、子供の頃に、甘えたり、お願いしたりの気持ちを表現したのに


相手に受け入れられなかったなどの


経験があるのかもしれません。



ここで、ちょっと、私自身のことを聞いてくださいね。



私は、子供のときから 「しっかりした子供」 として、


親からも周囲からも見られていました。


そのため、甘えたり、頼ったりする という気持ちを


無意識のうちに抑圧してずっと過ごしてきたのだと思います。



それが、ある時、付き合った男性から


「君は何でも自分でやっちゃうんだね。僕なんて必要じゃない」


「ちっとも可愛げがない」


「もっと甘えて欲しい」 などと言われ、


人は、好きな人に頼られたり、甘えられたりすると嬉しいんだ


と初めて気がつきました。



人によっては当たり前のことかもしれませんが、


私には目から鱗でした。



本当は、甘えたかったのに、しっかりした人間を


ずっと演じてきたのかもしれません。



これからは、人に頼ってもいいんだ、人に甘えてもいいんだ


と、何だか肩の力がフッと抜けたのを


今でも覚えています。



ただ、どう頼ったらいいのか、どう甘えればいいのか


表現の仕方がわかりませんでした。



そのため、今度は相手に不満をもろにぶつけてしまったり・・・。



本当にコミュニケーションが下手でしたね(笑)。 あの当時は。



今の私だったら、「自分の本当の気持ちは何だろう?」 


と心の中を探ります。



そして、自分の本当の気持ちがわかれば、相手に対して、


「あなたのことが好き。だからもっと優しくしてほしい」


「会えなくて寂しい。あなたのことが好きだから」


「毎日10分でも私の話を聞いてくれると嬉しい」


などと、甘えながら、素直に【お願い】が出来るようになります。



そうすると、男女のコミュニケーションはグンと


上手くいくようになりますよ♪