私は、仕事柄、30代、40代の独身男性に
多くお目にかかります。
その中には、仕事と収入に恵まれ、一見独身生活を
謳歌しているように見える人もたくさんいるのです。
しかし、彼らと話してみると、口を揃えて
同じようなことを言うのには驚きます。
それは、「これからの人生、自分独りのために仕事をやるのではなく、
誰かのために頑張りたい」と。
確かに、人間何かをやろうと思うには「動機付け」が必要です。
自分のために何かをやりたい、と思うのは「内的動機付け」。
逆に他人や他の何かのためにやりたい、と思うのは「外的動機付け」です。
「内的動機動機付け」は「マラソン」、「外的動機付け」は「ダッシュ」
に例えられると心理学の講座で知りました。
あなたが毎日頑張っている仕事は、「自分のため」にやっていることが多いでしょう。
しかし、それだけでは自分の気持ちが疲れることがあります。
仕事にやりがいはあるのに、どうして自分は走り続けているのだろう・・・などの
思いが生じることがあるのです。
そんなとき必要なのには、「外的動機付け」。
以前、「ボーナスが出たとき、一緒に喜んでくれる家族の顔を見たい」、
「昇進したとき一緒に祝ってくれる人がほしい」と言った人がいました。
まさに、あなたに必要な「外的動機付け」とはこのようなことです。
それこそが、困難なことを乗り越える原動力になります。
大切な人の笑顔を想像したとき、「よーし、今以上に頑張ろう!」と
思えるから不思議です。