以前、代弁をすること、誘い水を打つことで
相手の本音を引き出すことは、
あらゆる場面で有効です と書きました。
http://ameblo.jp/shigiharamichiko/entry-10157636452.html
本日は、もう少し具体的にお話したいと思います。
たとえば、会社のお昼休み仲良しOLの会話です。
3人とも彼氏がいます。
A子ちゃん
「ゴールデンウィーク、彼とハワイに行くのよ」
B子ちゃん
「わぁ~。いいなぁ。私は近場でデートしよう」
C子ちゃん
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・みんな・・・いいなぁ・・・」
この時点でC子ちゃんと彼氏の間に何かあったことが
わかります。
ここで、どんな質問をするかによって
会話の展開が変わってきます。
普通は、
「C子ちゃん、どうしたの?」
「C子ちゃん、何かあったの?」
と聞きますよね。
そうすると、C子ちゃんは、
「ううん。何でもないの」
「A子ちゃん、ハワイに行くんだ。うらやましい♪」
と、話はどんどん核心を離れてどうでもいい方向へ
いってしまいます。
こうなると、気になるC子ちゃんの気持ちはどうだったの
でしょうか?
ここは、間違ってもいいから、
「具体的に聞いてしまう」 といいのですよ。
「最近、彼と何かあったの?」
「最近、会ってないの?」
と一歩踏み込んで聞いていくと
これが【誘い水】 となって、相手の本音が聞ける場合が
多くなります。
ずいぶん前の話ですが、私がまだ駆け出しのカウンセラー
だった頃、
相談者の方が、
「以前、会社の上司のことで悩んだことがあったんですが・・・。
でも、もういいんです。解決したことですから・・・」
と話してくれました。
その時、私は、以前悩んだことを思い出させるのは
マズイ と思い、無難にやりすごしました。
そうしたら、話題はどんどん最近のことに
広がっていきました。
結局、終わってみればとりとめもない
カウンセリングに終わっていました。
あの時に、私が素直に
「それはどんな悩みだったのですか?」
と聴いていれば、その後の展開が違っていたはずです。
そうすれば、その質問が 【誘い水】 となって、
今の相談者の気持ちはどうなのか、
まだモヤモヤとした感じが心の中に残っているのか、などを
さらに掘り下げてもらうことに繋がったと思うのです。
大事なのは、
話し手がどうしてその発言をしたのか、その根拠を見抜く
という思考回路です。
「会話を聞く→その理由を考える」
そのあとに、その場面において適切な誘い水を打って
相手の気持ちを引き出していくのです。
これは、ビジネスにも日常生活にも役立ちますので、
ぜひ試してみてくださいね。
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