昔私の相談所で婚活していた男性会員さんは、条件のよさもあって
お見合いが途切れることがありませんでした。
ところが、いつも結果は同じ。
彼曰く「話題がなくなり、何回もシーンと沈黙してしまう」と。
もちろん相性の問題がありますから、こういうことは誰にも起こり得ます。
しかし、毎回同じようなことを繰り返されるので、これは彼のコミュニケーションに
何かあるのではと思った私です。
そこで、彼のお見合いに何回か同席した結果わかったことは、相手の話に
対する反応が薄くて、表情も乏しいのです。
これは、女性にも言えます。 それが薄い女性はやはりお見合いの成功率が
低いのです。
つまり、人が話をするとき、相手に求められているのは「反応」なのです。
それがないと「あなたの話に興味はない」などと受け取られる可能性があります。
その結果、相手は話しづらくなり、沈黙が訪れるというわけです。
そこで私が彼にアドバイスしたことは、「うなずき」を大きくすること。
それとともに、相手の話に「へぇ~」「それで」などの相槌を加えていくこと。
そして、表情を明るく!
これだけで、相手は私の話を熱心に聞いていると感じてくれるものです。
お見合い前には話す内容や相手への質問をよく考えることは当然のことですが、
その前に身体全体で「聞く」ということが大事なのです。
肝心の彼ですが、お茶漬けのようなあっさりとした「反応の仕方」を徐々に改善して
ご成婚されたんですよ☆
少し年月はかかりましたが、身についたコミュニケーション力で家庭円満だそうです。
婚活で身についたことは、実生活で役に立つこと間違いなし!