結婚相談所では、初期の段階では同時お見合いや同時交際が認められています。
なぜなら、出来るだけ早く結婚相手を見つけたいのが結婚前提の相談所ですから、
一人とお見合いして交際して、残念ながら不調に終わってから次の相手を見つけるの
では時間がかかってしまうからです。
だから、多くの会員さんがお見合いや交際を掛け持っています。
そうして、出来るだけたくさんの人と出会って、その中から自分に相応しい人を探すと
いうのが相談所のお見合い婚活の方法。
もちろん、違う方法の相談所もあるかもしれませんが、私が知っている限り、ほとんどが
こういうやり方です。
ですから、あなたがお見合いする人たちは、他の人と交際していたり、お見合いの予定が
入っていると思ってください。
それを前提として、あなたの婚活は進行していくのです。
このことをわかっていながら、決して口に出してはいけない。
それが、暗黙のルールだと言ってもいいでしょう。
ところが、たまにいるのです。
ペロッと言ってしまう人が。
例えば、実際にあった話ですが、「お見合いが、あと○件入っている」とか「僕は
モテないわけではない。結構お見合いがある」とか「今度、遊園地に行く約束をしている」
とか、ペラペラとよく喋ること。
もちろん、彼らに悪気はないのですが、相手はいい気がしないに決まっています。
自分が二股かけられていると知って、平然としていられる人はいませんよね。
以前知り合いの仲人さんがこのような会員さんを注意したら、「僕は正直ですから!」
と逆ギレされたそうです(苦笑)。
こういう会員さんがいるから困りものですねー。
大事なことは、人間というのは「感情の生き物」だということ。
仮に相手の言っていることが正論でも、気にくわない言い方であったり、
カチンときたりすると、途端に聞きたくないという気持ちになります。
そして、自分を嫌な気持ちにさせた相手を「嫌い」になるのです。
そのうえ、思いやりのない人物だと判断されてしまいます。
婚活を機にこういう感情の機微について学ぼうとしないと、
余計なことをペラペラと口に出して撃沈してしまうのがオチなのです。