自己啓発本によく「準備をしておくとチャンスがやってくる」ということが
書いてあります。
私は、相談所の仲人として長年会員さん方と接してきたり、自分自身の
人生を振り返っても、この言葉は正しいと信じています。
ところで、何度も何度もお見合いを繰り返しているのにたった一人の人と巡り会えずに、
もしかしたら自分は無駄な努力をしているのではないか、それともこの努力は
実を結ぶのか、頭の中でグルグルとあなたは考えていませんか。
そうなると、ついつい疑心暗鬼に駆られてしまうのかもしれません。
こういう場合は、まだその準備ができていないか、あるいは、チャンスが目の
前にやってきているのに、それに気がついていないのかどちらかの事が多いです。
それじゃ、どうしたら心の準備ができるのでしょうか？
まず、お見合いを繰り返していると必ず何らかの気づきがあるものです。
それをノートに書き留めたりしていくと、気づきが重なっていきます。
そうすると、あなたは同じステージにはとどまっていません。
必ず、違う景色が見えているのに違いないのです。
それこそが、準備をしている途中の段階。
そして、そのまま前に進んでいけば、いつの間にか目的地に到着できます。
それでも、「努力しているのにいい出会いがない。一体どうしたらいいのか・・・」というあなた。
そんな時、自分自身にこう問いかけてください。
「私は、なんで結婚したいのだろうか？」と。
こう問われると、即、
「寂しいから」
「不安だから」
「経済的に不安だから」
などとすぐに答えが出てきますよね。
もしかしたら、あなたは「結婚すれば何かをもらえる」気持ちになって
いるのかもしれません。
ま、結婚したいのにどんな理由もアリですからこれでもいいのです。
が、もう少し意識が前向きになる質問をします。
「あなたは、結婚することで何を得たいですか？」
いかがでしょうか？
「愛し、愛されたい」という答えを出したあなた。
それは、正しい答えかもしれませんね。
・・・でも、「愛されれば、愛せる」と「あとだしじゃんけん」
を想像していませんか？
もちろん、女性の場合、愛されることによって気持ちが高まっていくという
特性がありますから、それでもOK。
ただ、ご成婚者たちの共通点の一つとして、これからは誰かのために
自分の力を使いたい、という意欲が高まっているのが挙げられます。
もちろん、彼らも「愛されたい」という欲求は人一倍ありますが、それよりも
自分が相手と関わる段階で、相手の笑顔が多くなる、元気になる、心を開いてくれる
ことなどにエネルギーを使っています。 これは立派に「与える愛」です。
そういう人は自分に関わっている相手に一生懸命に関わっていきます。
そんな与える姿勢を見ていると、「この人、結婚する準備ができてきたな」と感じるのです。
現に、ご成婚者たちはそうして運命の人を引き寄せていきました。
