世の中、婚活ブームみたいですね。
私の結婚相談所にも
最近お問い合わせが増えています。
さて、10年以上前の話になりますが、
今でも良き友人であるH子ちゃんは、
当時猛烈に結婚相手探し
今でいう 婚活をした一人でした。
その当時は、結婚情報会社はA社が有名でした。
後に倒産してしまうのですが、
「結婚したいな。でも相手がいない。
そうだ!A社へいこう。A社がある。ルンルン♪♪」
って感じのコマーシャルを私の記憶が曖昧なのですが、
ぼんやりと思い出します。
H子ちゃんは、30代後半の金融関係の会社に
お勤めのキャリアウーマンでした。
今風に言えば、アラフォーというところでしょうか。
日本の有名私立大学を卒業後、
アメリカの大学で経営学の勉強をしました。
これだけの人ですから、相手に求める条件も結構厳しくて、
「年収はもちろん、おまけにビビビッとくる人」
などと、のたまっておりました。
そんなのムリ、ムリと仲間内でチャチャを入れたのですが、
彼女曰く 「この年まで待ったんだから、条件は譲れない」
ときっぱり。
才色兼備の彼女のことですから、
いろいろお話はあったのですけれど、
残念ながら、なかなかうまくいきませんでした。
そんな中にも、条件的に申し分なく、
いいところまでいった方はいるのですが、
今度は 「心に響いてこない」 などと言うのです。
彼女がしんみりと言いました。
「人は条件で結婚するんじゃないのね」 と。
いままで自分がやってきたことは、もしかして砂漠の中で
一粒のダイアモンドを捜すようなものだったのかも
しれない とも言いました。
それからの彼女は、プロフィールから入るお見合いだけではなく、
あっちこっちのお見合いパーティーに参加しまくり。
持ち前のすごい行動力を発揮しました。
そして、しばらくして、彼女から
「結婚します」 という突然のアナウンス。
お相手の男性のプロフィールが気になるところですが、
勉強が苦手で高校時代から家業の造園業を手伝っていた
とのことで、キャリア15年の職人さんでした。
将来は、家業を継ぐのですが、
給料は彼女よりずっと低いそう。
というわけで、彼女の最終的に求めた 「心に響く人」 は、
思いっきり彼女の条件からはずれていたわけです。
それにもかかわらず、彼女は幸せだと言いました。
「職人の女房になり、彼を支えて家庭を作り、
いい仕事をしてもらいたい」 と。
彼女は、今ではご主人を助けて、造園会社の経理を
切り盛りしています。
私から見た 「婚活」 の一面とは、
条件から入って、「自分の決めた許容量」 に達していれば
決めるという気持ちがないとなかなか難しいというのも
事実だと思います。
最初はときめきが少なくても、
「会うほどに好きになっていく」 というところを
目指せばいいと思うのです。
そこに、最初からドキドキ感とかビビビッを求めるとなると、
窓口をグッと広げていままで以上にいろいろな人と
会うことが必要になりますし、
もちろん、自分磨きもセッセッと励むことも忘れては
いけないと思います。
婚活とは、自分のことを深く見つめることでもあるのです。
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